| 2012年11月08日(木) |
「009 RE:CYBORG」 |
単行本発行部数1000万部を超えるSF・サイボーグ漫画の原点「サイボーグ009」。 天才・石ノ森章太郎が終わらせることができなかった未完の傑作を、「攻殻機動隊S.A.C.」「東のエデン」の神山健治が最高峰スタッフと完全オリジナルアニメーション映画化に挑む!
『009 RE:CYBORG』 終わらせなければ、始まらない。
シアター受付。 わたしの前にひとりの女が立ちはだかった― 今回、わたしは前売券の男。 無人販売機では座席指定券を発行できません。 効率悪い有人劇場窓口でチケットにかえてもらわねば入館できぬのです。 窓口にいくとわたしの前には先客に女の子が。 その女の子は「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」の先行指定予約をしていました。 窓口には受付嬢はひとりだけ。 009は始まる寸前。 〜想像を超える事件が起こりました〜 女の子はどこが見やすい席かいちいち訊ねまくったのです!! 「この列は目の高さどうなりますか?」 「すこし見上げる幹事です」 「じゃあここは?」 間に合っていたものが間に合わなくなっていくのを幹事ました。。
始まるまえから、ありえない。
おもいっきり始まってたよ『009 RE:CYBORG』w って、いきなり「加速装置!」とか叫んでるんですけどぉッ!? 凄い!加速装置凄い!! でも話がぜんぜん見えない!! ちくしょー ヱヴァンゲリヲンめ! いいや違ったあの女め!! でもまあ赦す
面白くなかったから
これまで全力で「攻殻機動隊S.A.C.」「東のエデン」を見てきたわたしです。 大の大人がきっちり見れる内容を見せてもらってきたのです。 期待が大きかっただけにその落胆も激しかった… わたしはその原因、その理由を探しました。 そして発見、たぶんこれかな…
危機感を感じない
“どうにかなる”ってはじめから“わかっている”からです そもそもありえないことができる人た…じゃないや、サイボーグだもの!!
あまりにも主人公サイドが無敵すぎるのだ
そもそも人間じゃないんだから“死ぬ”ってのに違和感がつきまといましたね。 それ以前に、主人公たちがどんなサイボーグなのかぜんっぜんわかりませんw まるっきり人間じゃないんだよね? その程度は映画で描かれていません。 もしかしたら原作009を“知っている”のが前提ですか?? 知らないわたしはダメなんでしょうか。。 そんな映画でしたw
これじゃあ単なる出来レースだ
開幕早々、ジョーとフランソワーズのラブシーンなんかどうなの?? この人たち、サイボーグだよ? 人間の真似事したって気持ち悪いだけだ。 端整整った二人だからって俺は騙されないぞ
◎さて、撃たれた核ミサイルの処理作戦の提案です◎ フランソワーズの超索敵だとか、超能力0才児イワン君のテレポーテーション。 もうそれだけでなんとでもなるんじゃないの? 目視が必要ならイワン君を宇宙にロケットの人が連れて行けばいいしw 島村ジョーをミサイル飛ぶ宇宙空間にピンポイント瞬間移動させられるくらいなら…
宇宙空間にジョーを飛ばすよりミサイルを別の場所に瞬間移動させたほうが早い
ミサイルを宇宙空間で撃破しなくたっていいのだ。 要は地球に被害が及ばなければなんだっていいはずだ。 “もう帰ってこれないだろう”、島村ジョーは決死の覚悟で宇宙へいきます。 わたしはおもいきり怠惰な姿勢でかんがえていました。
なんて安い自己犠牲だろう
なんでもできることが予めわかっていることが映画を見るわたしをおそろしく怠惰にした 決死の覚悟が決死の覚悟にならないんです!! こんな切迫感のない大作ははじめてです 人間の姿をしていれば感情移入できるとおもったら大間違いです さぁそういうわけでこの映画の偉大な見所はこれでしょう。
【加速装置】
こればかりは大画面で見るのがよかった。 わたしはこの映像に、このアイデアに、お金を払ったのだとおもいます。 加速装置で音速行動するさまは、ほんとうに面白かった!! (ほんとうに目の前で音速行動されでもしたらその衝撃波で瞬時に人肉ミンチです!)
世界を救った9体が再び終結するとき、「映画」が終わるw (おおよそ世界を救ったのはその中の数体ですけど)
次回のアンジョールラスが派手な自己犠牲を魅せてくれることを期待したいですね☆ 是非とも加速装置見てスローモーションで崩れていくからだを体得してほしいw
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