断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2012年10月08日(月) いつも何度でも

あのときのわたしはまたこうして別府に来れるなんて思ってもみませんでした。
これまで何度か別府で踊ってきたわたしです。
またこうして同じ場所に立っていることが不思議でなりません
これはひとつの幸せなんだと感じています
別府に行くことはみんなには「温泉に行く」としか言ってませんでした。
たしかに温泉は大事だけどw それよりも大事なことがある。

 “別府現代芸術フェスティバル2012”で踊るためです

もともとまったく視野外にあったのですが、よおく見たら振付は東野祥子!!
つくづく見逃してましたねw
“今”のわたしには人様の作品に出るなんてほとんど興味のないことだったのです。
ですがヨウコさんの名前を見て興味があるものに一変しました。
わたしが事故に遭う前年、東野作品『間と間の間(に)』に出演していたのです
これは何かの縁としかいいようがない、そうおもいました

 東野祥子に会いにいこう  会いにいけるんだよ

締切ギリギリでしたがなんとかスケジュールをこぎつけてここまで来たのです。
オーディション面子の中には以前一緒に踊った人もいました! なつかしい

 「タイスケ〜 聞いたよ〜 大変な事故だったんだって??」
 「でも、全然わからないね…」

深く話すつもりはないけれど旧友には別です。 「そっちはどうだった?」
その言葉を発してしまったがためにおそろしいことを聞くことになりました。

 「それがね、家が燃えちゃって大変だったのよ〜」

えっ!? 家!? い? え? イエーーーーーー?!?!?!?!
聞くところによると実際に自宅が燃えたらしく、ついこないだまで入院していたらしい。

 「生きててよかったね!!」

まさか自分が言われるんじゃなくて相手に言うことになるとは思わなかったw
事故って残酷だ   でも生きていさえすればまた新しい自分になれるよ
オーディションを終え、街中を歩くといろいろ変わってました。
だけどおもうところは同じだった。

 変わってないなぁ

わたしにはここで踊るために滞在していたとき行き付けにしていたカレー店があります。
【カレーハウスなつめ】
老年のオーナー夫婦が営んでいるものですが、この夫婦にはたまらない人柄がある。
なんともいえないものを感じていましたが、それもまったく変わっていなかった

変わっていくものと変わらないもの
きっとどちらも大切なものなんだとおもいます


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Taisuke [HOMEPAGE]