いよいよドイツ哲学者の著書に手を出してしまいました。 さすがにこの本は難敵でした。 今シーズン最強の読みごたえです。 近年これほど要点挿し込みを入れた本はありません。 唸った箇所がそれほどあったということです!
『幸福について』 〜人生論〜 ショーペンハウアー 自分のおこないについて他人を手本にしてはならない。 境遇・環境・事情が同じということが決してないうえに、 性格の差異が行動にも異なった色調を添えるからである。 だから「二人が同じことをすれば同じくない」。 熟慮と明察の後に、自分の性格に適った行動をとらなければならない。
幸福は人間の一大迷妄である。 蜃気楼である。 だがそうは悟れるものではない。 この悟れない人間を悟れないままに、幸福の夢を追わせつつ救済しよう。 人生はこの意味で、喜劇であり戯曲である。 したがってこれを導く人生論も諷刺的、ユーモア的にならざるをえない。 本書は厭世哲学者といわれるショーペンハウアーが、豊富な引用文と平明な表現で 人生の意義を説き幸福を教える名随筆「処世術箴言」の全訳である。
1日の移動で見開き3ページしかすすまないような本でしたw その文章があまりにむずかしいために何度も読み返す作業が必要だったのです。 す、すすまない!! 疲れてるときなんかその言い回しだけで一気に爆睡の境地です! 振り返ればよくも読み終えたもんだw 自分を褒めてやりたい
無常の人間の運勢に現れた差別の基礎をなすものは三つの根本規定に帰着するらしい。
1.人のあり方、すなわち最も広い意味での人品、人柄、人物。 このなかには健康、力、美、気質、道徳的性格、知性ならびにその完成が含まれる。 2.人の有するもの、すなわちあらゆる意味での所有権。 3.人の印象の与え方、印象の与え方というのはご承知のとおり、他人のいだく 印象に映じた人のあり方、すなわち結局他人にどういう印象をいだかれるか。 したがってその帰するところは人に対する他人の思惑であり、 名誉と位階と名声に分けられる。
わたし自身、生きていることがわかったとき 記憶が欠落錯綜していたわたしはどうしてここにいるのかもわかりませんでした。 しかしまったく動けずにいたわたしは不思議なものにつつまれていました
それは、感謝のきもちです
自分でいうのも変な話ですがあれこそはすべてを取り払った感覚だと思えるのです。 これまでに感じたことのない崇高な気持ちでした。 なんのわだかまりもなかった それは、人からどう思われるか、とか自分のプライドが“生きていること”に対してなんの意味もないことを身をもって知った瞬間でした わたし自身が初めて“生きていること”に感謝することができたのだとおもいます
直接、現在において幸福を与えるものは朗らかさ以外にないのだから、 朗らかさばかりはいわば幸福の正真正銘の実体、幸福の正貨であって、 他のいっさいのものと同じような単なる兌換券ではない。 だから、二つの無限の時間の間に挟まる不可分の現在を 自分の現実の姿とする人間にとって、朗らかさは無上至高の財宝である。 このことから見て、われわれはこの財宝の獲得増進を他のどんな努力よりも 重く見るべきであろう。 ところで朗らかさにとって富ほど役に立たぬものはなく、健康ほど有益なものはない。 下層の勤労階級、ことに土地を耕す階級には朗らかな満足した顔がつきものであり、 富んで身分の高い階級には渋面食った顔つきがつきものである。 だからわれわれとしては何よりもまず高度の完全な健康を得て、 そこから朗らかさが花と咲き出るように心がけるがよかろう。
あの感謝のきもちが朗らかさだとしたら それはもしかしたら“幸福”ではなかったかと思うのです
あらゆるすべてに感謝のきもちからあたったのはあれがはじまりでした
平民も奴隷も征服者も 本音を吐かせりゃ、昔も今も、 人と生れて最大の幸福は 人柄に帰すると言っている。
すべてを捨て去ってのこるもの、それは人柄です 魂とも言えるでしょう
さて、ここで面白いのは“何よりも高度の完全な健康”!! 思わず吹き出しましたw そして、そのとおりだ とおもった 健康でなくちゃ健全な思考はできないからです わたしはダンサーです からだを壊してまでも最高の踊りがしたいとおもっています そのために、わたしたちは踊る力を強くするのと同時に壊れないためのトレーニングをしていつまでも踊るために完全なフィジカルを手に入れようと必死なのです つまり完全な健康という意味ではダンサーは抜きんでて近いところにいるはずです! ところがどうでしょう、そのほとんどは名声を幸福の糧としているとおもいます。 これが現代社会で生きるということならばこれこそが迷妄ではないでしょうか。 しかしながら、生活を維持し身を全うするには世間の思惑が不可避です。 だからこそ幸福はとおいのだとおもうのです 人間社会で生きるには矛盾があるからです そんな果てのない問題よりも、まずとにかく目指すものは高度の完全な健康!! この本には「毎日二時間運動しろ」とまで記されていますw
さぁ今こそ踊るときです
ほんもののダンスとは、その人柄でしかないからです。 すなわちそれは最大の幸福といえるひとつなのだとおもいます。
わたしはそのうえで、舞台上ではその人柄をも超えることができるとしんじています
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