| 2011年12月16日(金) |
古今実話短編集 '11 (その2) |
それは夏の終わり、まだミニスカート・ナマ足が横行していたときのこと。 その女子はこれ以上ないくらいすらりと細くて長い足だった― わたしは地下鉄で電車を待っていました。 そのとき事件が!
あろうことか、その女はその場にかがみこんだ
ティーンズではないだろうその女子の屈みこみはまったく美しくなかった。 そうです、学生とかだったら「近頃の若いモンは」で済みましょう。 だけどそれなりの格好でナマ足きれいなお姉さんでは、目がいく以上通じません。 身なりを美しくしていればしているほど、それに見合う美意識が必要なものなのです。 するとこの場面でわたしの心象におそろしいことがおきた―
「あの足じゃ無理だよな…」
どう見てもあれは長時間歩けるような“足”じゃない。 見た目、たしかにそれはそれは細くて長い“きれいな”足でしょう。 でも別の視点にchangeすれば、どう見ても“不健康な”足でしかない。
いつもなら落胆するところなのに、なぜか清清しく納得してしまったのだ
こんなのは今までになかった わたしが納得したのはその“筋力”です こりゃどうやらわたしにもTCウイルスが蔓延してしまったようだw 踊るためにその筋力を常に問われ続けるわたしたちです。 そうなればどうやっても避けられない視点になってしまうのかもしれませんね。。
人はどういうわけか美しいものがみたいと思っているものです 美しいってどういうことなのか、考えなくちゃいけないんです 食事の所作、歩き方、会話 普段のこと、どんなときも“しなければいけない”でやっていませんよね しかし意識が高ければ、おのずと“あたりまえ”におこなっているものなのです それは自分の生き方を意識しているということなのかもしれません
歩けなくなるのが近い未来でないことを祈るばかりです
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