〜それはわたしがフランスから帰国して時差に苦しんでいたときのこと〜 レッスンに復帰して仲間から聞いたウワサがあります。 帰ってきてしばらくレッスンに向かえなかったとき。 先生当時の発言を聞いたのです。
「タイスケくん もう帰ってきてるわよね? 亡命でもしたのかしら…」
ダンサーの亡命とは実力が伴わなければ決して口にできないものです。 それはあきらかにわたしの存在を消しにかかってる発言w
“できるもんなら今すぐに亡命したい”
踊るための苦しみから解き放たれてみたい!! 無理!! ちくしょー Q.あなたの夢はなんですか? A.亡命 ぬぬぬ、俺に力さえあれば!! 先生、亡命なんて言葉をくれてありがとう! わたしにあたらしい夢ができました☆
〜さぁ話を今日に戻します〜 レッスン+リハ その帰り道、先生に尋ねられました。 「タイスケくん今日夜はこれないのよね?」 わたしは右足土踏まずと左脚母指球に激痛があったのでごにょごにょとはぐらかした。 たぶんこれ以上の本気はまずい。 今は状態を悪化させるほど頑張るときじゃない。 「人と会うんですけど、用事が済んだら戻ってきます」 実のところ人と会う約束などない。 必要なのは休養なのだ。 でも、やる気が出たら戻るというのもウソじゃなかった。 なにより本当に必要なのは“積み上げていくこと”だからです。 そう言うと先生がさらりと言った―
「彼女と会うんだったら戻ってこなくていいわよ?」
わたしはその発言にキレましたw ここで言い返さなきゃダンサーじゃあない
「先生… 万が一わたしに彼女がいたとしましょう ですが今のわたしには彼女に会うよりも大事なことがあります だってこんなにできない技術があるんですよ?? これじゃまったく年を越せる気がしないんです― 」
いつもなら必殺の返し技を繰り出してくる先生が大爆笑!! って…こっちは笑わせようなんて皆目思ってません、ただの事実ですw この頃の先生は舞台前で毎日夜11時くらいまで仕事をされていた。 たまたま道でばったり会っちゃったりしたから、こんな会話になったのかもしれない。
そうだよな… 先生もめちゃくちゃキツいはずだ
おそらくそんな状態の先生だったからこそ、この会話に勝てたのだと思う。 わたしの言葉で先生からの切り返しがこなかったのはこの日が初めてでしたからね! 圧勝したんですよ!! 自虐的に!! いつもバッサリまっぷたつの人に初めて勝利したのですw もう歴史的な勝利だぞこれ そうか、もしかしたら自虐的な話なら負けないのかもしれん。
希望の光だ☆
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