断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2011年11月14日(月) 「陽だまりの彼女」

某大型書店を歩いているとポップがばーんと掲げられていました。
そこにはこんなことが書かれていたのです!

 〜女子が男子に読んでほしい恋愛小説NO.1〜
 『陽だまりの彼女』  越谷オサム
 女の子は一生に一度でいいから、こんな風に
 ダメなところも、嘘つきなところも、弱いところも
 本気で受けとめてくれる男の子に愛されてみたい。
 だから... 絶対男子に読んでほしい!!

わたしは大作『一瞬の風になれ』をちょうど読み終えたところでしたからね。
そこまで言うならそれがほんとうかどうか、“たしかめてやるぞ”
そろそろ恋愛モノも読めるかも、完全に魔が差しましたw

読み始めるとページがなかなか進まない現実に直面した。
バカップル…そこまでは言いません。

 胸がキュンキュン高鳴るどころか、イライラが止まらないw

思ったね 「なんだろ、なんでこんなベタ甘なもの読まされてんだ!!」
ところが途中から様相が変わります。
ベタ甘だったからこそ不安になってくるのが不思議です。  この感覚はおもしろかった

 どうもこの女には秘密がありすぎる

悲しい結末への予感。
なにごとも永遠にはつづかない現実をつきつけられ―

 って…これじゃあまったく納得できん!!

敢えて原因は伏せますが、素直に怒りがわきました。
わたしにはその結末があまりにもアホらしく映ったからです。
その怒りを、そこらへんにいた22歳の女子にぶつけてみたw

 「関係は長くつづかないんだから大切にしろってことですよ」

それはあまりにも独善的な答えでした…
ここでひとつの疑惑がうまれた。  その言葉をさらっと言えるってどういうこと??
わたしはある意味でこれが世の女性の一方的な考えであることを見出しました

 こころの中で思ったね “それは男も一緒だ”

ところがそれを主張するのが女なのです。
あらゆるメディアを通じてもそれを問うのは女だと相場が決まっています。

 男はそんなバカじゃあないぞ

いまこそ男の名誉を回復しよう。  大事なものはみんな一緒なんだ
簡単にそれを言ってしまえる恋愛なんて全然たいしたことない
こんな一方的な恋愛小説、初めて読んだなぁ…
そんなものが 〜女子が男子に読んでほしい恋愛小説NO.1〜 って現実!!

 そう、女とはここまで男に要求しているということです

なんとおそろしいことでしょうか、これじゃあんまりですw
って、そもそも著者は男じゃないですか!  すごいね
最後に帯解説の言葉を借りてわたしの感想とさせていただきます。

ベタ甘な恋愛小説と思わせておいて、おや、ミステリー要素もあるんだなと興味を掻き立て、途中からは悲恋モノ?と不安にさせながら、最終的にはファンタジーなのかと唖然とさせられる。 本当に読み手の心を振り回す小説である。 その上、それがなんとも心地がわるい。
さすがは気鋭のストーリーテラーである。
恋愛小説を間違って読みたくなる男子に、自信を持って「やめておけ」と言いたくなる、そんな小説でした!


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Taisuke [HOMEPAGE]