2002年02月12日(火) 続BGM

 ラーメン屋さんって、おいしければ何でもありが許される、という、他のお店とは一線を画したところがあると感じるのは私だけでしょうか?
 同じ空間でタバコを吸われるのはちょっと勘弁ですが、ラーメン屋さんなら仕方がないか…と、妥協してしまったり…。

 こだわりだせば、プラスチックのレンゲはいや、とか、お手拭は出なくても、手を洗うところがほしい、とか、消費税込みで切りのいい金額設定にして欲しい、とか。
 逆にサービスで、台拭きや箱ティッシュを各自に置いてくれたり、何も言わなくても子どものおわんを持ってきてくれたり、合計の端数を負けてくれたりするところはえらく感激します。

 でも、そういったことはすべていまいちでも、おいしければ満足し、また通うもの。ラーメン屋は、味1本で勝負して欲しいものです。

 ところで、私がいたく気に入っているあるラーメン屋。そこは上記のこだわり、サービス、ほとんど満たしていないのですが、おいしいのでお気に入りな店です。
 外にはぼろいベンチと、1年中立っているビーチパラソル、そしてなぜか電飾。 築20年くらいの普通の家で、中は狭く、黄色いくまの形のライト、貝殻、人形、楽器といった、土産でもらったようなものが所狭しと置いてあります。
 壁には主人が描いた鳥が歌う絵(いい絵です!)と、2Mくらいの馬鹿でかい「バグダッド カフェ」のポスター。
 さらに目に付くのは赤やオレンジのすだれ。そして「水はセルフ」だの「1、2人はカウンターへ」だの、「平日は座敷禁止」だのの張り紙。

 このわけわからないインテリア(?)で、出てくるラーメンは和風だしのきいた、実においしく、いくらでも飲めそうな飽きのこないスープ、こしのある麺。あっさりした、柔らかいチャーシュー。餃子もGOOD。
 
 和だしにあわせてあるのか、レンゲは木のお玉(でいいのかな?)、食器も和物。いすの張り地も和柄。ただし、こだわりはなさそうですが。

 そしてまたよくわからないのが、この店の主人(女性・もうすぐ結婚するらしい)。美人で、ファッショナブルで(エプロンなんかかけません。クロスの金のペンダントとか、してます)調理中でもいつでもサングラスをかけています。

 そして問題のBGM。もう、なんでもいい、とも思います。「バグダッド カフェ」のポスターを見ると、頭の中に「コ〜リンユゥゥ〜」が流れ出しもします。
 しかし、「ジャズ」なのです。あまり詳しくないのですが、なかなか気の聴いたジャズ。音も大きめ。実はこの主人、ラーメンの腕も絵もすばらしく、その上ジャズシンガーなのです。
 一見ミスマッチ。でも、もうこの店のラーメンの味とジャズは、私の中で違和感なくしっかり仲良しなのです。

 食べるものを出す店は、インテリアより何より、「味」。そして「音」が伴えばベター。
 ここはそんな私のお店に関する価値観からいうと、文句なしのラーメン屋なのです。

 
 

 


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