2002年02月17日(日) 小・中学生の合唱

 「郡市連合音楽会」、つまり、私の住む飯田と、隣接する下伊那郡の小中学生の合唱の会が、年に1回行われます。
 私が小・中学生だった頃は、学校の体育館が会場でしたが、今では市の文化会館が会場です。

 自分の子どもが出るのでなければ縁のない行事なのですが、生徒が歌っていたり、伴奏をしていたり、また知っている先生が指導していたりしているので、その親御さんにビデオを借りて見てみました。

 落ち着いた目で見れば、指導者によってこんなにも違うのか、と、吹奏楽部のコンクールなどでも感じることを、やはり思います。
 また、小学生は訓練されているすばらしい合唱を何校かが聴かせ、その何校か以外でも、楽しげに張り切って歌う学校がほとんどを占めるのに対し、中学生は学校間の差が顕著です。
 
 通常は最高学年のみで出るところを、小規模校だと全校で出るのですが、小規模校なりに工夫し、まだ中1の声変わりしていない子のボーイソプラノを聴かせたり、全校ならではの団結を感じさせたり、しっかりと口をあけて歌う子が多かったり、とっても好感が持てる合唱を作っているところが目につきます。
 また、ある学校は先生がほぼ全員加わっていて、まさに学校中が一丸となっている印象を受けました。  
 ア・カペラをきれいに聴かせるところも何校かありました。
 しかし、少ない人数で、声も小さく、伴奏ばかり大きく、大きいところには所詮かなわない・・・と、はじめからあきらめたふうな学校もあります。
 私の夫はビデオをちらっと見、自分達はそうだった、1年から3回も出させられて、しかも会場までは1日がかりで、本当にいやだった、と言っていました。

 私は大規模校出身で、中3で伴奏を弾いた(「雪」を歌いました)時には、300人近い合唱団の声に負けてなるものか、とむきになった記憶がありますが、大規模校の迫力満点な大曲には、やはり引き込まれます。

 普通の中学生が一時期練習するだけですから、大きくといわれればがなり、小さくといわれれば単に細くぶら下がりぎみになる、どこもそんな歌声ではあるのです。
 しかし、生き生きと歌う子が大半な学校、表情乏しく仕方なくステージに乗っている子が多く見られる学校、この差はやはり指導者の「合唱をすばらしい体験にしたい」熱い思いと、指導力の差でしょう。
 合唱は勝ち負けなどなく、多いなりに、また少ないなりに、選曲や形態でそれを利点とできます。
 練習と、「好き」という気持ちで、確実に感動体験ができるのですから、多くの力ある指導者が学校に入ってくれるといいなあと思います。
 そしてこの経験から、合唱を、音楽を生涯の趣味としていってくれる子が1人でも多く生まれたら、とっても素敵なのですが・・・。

 


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