LORANの日記
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2006年12月17日(日) 冬の富士山


先程の富士山は、思わず息を呑むような冬の景観でした。

午後から吹き始めた強い風が、金色の銀杏の落ち葉を巻き上げて行きます。


雪化粧した富士山が、眩い夕陽を浴びて真っ赤に染まっていました。

山頂付近は零下20℃で20〜30mの強風が吹き荒れていることでしょう。


数年前まで富士山頂の観測所に5人の観測員がいて、2週間交代で勤務していました。

強風や暴風雨の時には交代ができず、自宅に帰ることができなかったそうです。


1966年、台風26号が付近を通過したときに記録した、風速92m/Sは

最高風速として記録されています。


世界最高地点の常駐観測所も、2年前に72年間の役割を終えました。


荒荒しく、厳しい姿の富士山は、見るものの襟を正させます。

明朝は放射冷却現象で、この冬一番の冷え込みになるでしょう。


皆様もお風邪などひかれませんように。

暖かくしてお休みください。


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