LORANの日記
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先程の富士山は、思わず息を呑むような冬の景観でした。
午後から吹き始めた強い風が、金色の銀杏の落ち葉を巻き上げて行きます。
雪化粧した富士山が、眩い夕陽を浴びて真っ赤に染まっていました。
山頂付近は零下20℃で20〜30mの強風が吹き荒れていることでしょう。
数年前まで富士山頂の観測所に5人の観測員がいて、2週間交代で勤務していました。
強風や暴風雨の時には交代ができず、自宅に帰ることができなかったそうです。
1966年、台風26号が付近を通過したときに記録した、風速92m/Sは
最高風速として記録されています。
世界最高地点の常駐観測所も、2年前に72年間の役割を終えました。
荒荒しく、厳しい姿の富士山は、見るものの襟を正させます。
明朝は放射冷却現象で、この冬一番の冷え込みになるでしょう。
皆様もお風邪などひかれませんように。
暖かくしてお休みください。
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