LORANの日記
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2006年11月28日(火) 紅葉も終わります。


11月末になり、紅葉も終わりに近付きました。

柿や桜の鮮やかで美しい紅葉に驚きました。


爆撃で町が焼失し、敗戦後の建築ブームに植えられた杉や

桧の木は紅葉しないで山ろくを緑に彩っています。


これらの木は安価な輸入材によって伐採を免れ、成長し過ぎて

花粉症などの弊害を起こしています。


安易な環境の改造が、人間の健康に大きな影響を与えています。

本来この国は広葉樹が多く、明治政府が農民の入会権を剥奪すると

いう暴政を引くまでは、農民の燃料や肥料、食料の自給基地であり、

自主的に管理整備されていたのです。


この国はお上志向が強く、現在でも暴政を批判したり反対することは

例外的です。すべてが上意下達で、従うことが美徳は変わりません。


今でも農村が残る県は企業からの税収が少なく、国の地方交付金に

依存した地方財政ですから、一層お上意識が強くなっています。


地方の役場の前には、税金の徴収に積極的というスローガンが高く

掲げられていて、お上に恭順の姿勢を表しています。


中国の文化大革命は1966年〜1969年まで全土で猛威を奮い、

約2000万人に及ぶ犠牲者を出したと言われています。


その後総括されて1976年には名誉回復もされて、終了しました。


日本の明治維新がこれに相当しますが、いまだにその批判も名誉の

回復も手付かずです。


第2次大戦後、連合国の強引な裁判はされましたが、国民による反省

や批判はついにされませんでした。


依然としてこの国は物言わぬ国民によって成り立っています。

しかし自分の人生の責任は自分が負うことは当然ですから、いかに

だんまりを決めても、無駄なことではあります。


紅葉の終わりとともに、クリスマスのイルミネーションが美しく

夜景を飾っています。


人が善意を信じられるような世界を作りたいものです。



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