LORANの日記
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もう使われることを止めませんか?
「なんに使われることをですか?」 ですって?
すべてにです。
「すべてに使われているのですか?」ですって?
そう、あなたを使っているすべてにです。
あなたは多分、自分が使われていることに気づいていないのでしょう。
もしあなたが会社などに勤務していたら、分かりやすいですね。
あなたが会社の社長なら、気がついているのでしょうか?
自由業ならどうでしょうか?
いま会社を辞めたり、定年になった人はどうでしょうか?
私たちを使うものはとても多いのです。
先ず、お金です。お金があなたを使っていませんか?
もしあなたが生活費や、家賃、住宅ローン、学資ローンなどの
ために働いているのなら、お金に使われています。
時間に使われていませんか?
これを何時までに作り、配達しなければならない。
何時までにお迎えに行かなければならないと思っていませんか?
そして何歳までに課長になり、何歳までに部長になるとか、
何歳までに結婚して何歳までに子どもを生み終えるとか・・・
会社も同じです。会社はあなたの時間を拘束し、使用することで
賃金を支払っています。
それから仕事です。作家でも契約した作品を期限までに仕上げ
なければなりません。
農家でも漁師でも、それが生活の糧を得るために収穫して換金
しなければならないなら、仕事に使われています。
会社の社長だからベンツの後ろの席に乗っていても、ボーナス
支給のために、金融機関で支店長や貸付担当者へお願いしている
のでは、お金に使われていませんか?
当の金融機関もまた、お金に使われていますが・・・
親は子どもに使われ、子どもは学校の授業時間に使われています。
こうして見ていると、使われていないことが珍しいことに気づきます。
ですから、お釈迦様は出家を勧めました。
道教などでは仙人になりました。
それでなければ自由になることは不可能です。
定年退職しても、現役時代と同じで生活を変えないのでは、もったいない
ですね。
せめてテレビや新聞などの世間の雑事から縁を切って、自分自身を
見つめる瞑想でもしてはいかがですか?
いつまでも世間に認められたいようでは、寿命が縮むだけでしょうね。
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