LORANの日記
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2006年11月27日(月) 運命は決まっている??



「運命は決まっている。」と言うと、否定的に受け取られるかも知れません。

「決まってしまっているなら、どう努力しても仕方がないではないか。」と。


そうではありません。まったく否定的な考えではないと思います。

運命を決めたのは誰でもなく、本人自身だと思います。


過去の人生では成し遂げることができなかった目的があったので

しょう。

それで、生まれてくる前に今回の人生ではこの目的を果たすことを

決めたのだろうと思います。


この目的とは、お金持ちになるとか、支配者になるといった欲望の

満足ではないでしょう。

武力や権力は生きるには魅力的でも、目的とは言えないでしょう。


肉体には感情があり、欲望は自然の感情だと思います。

恋愛も自分という種(しゅ)を残すためには必要です。


しかし、種(しゅ)を残すことだけが、人生の目的ではないで

しょう。

折角の人生の目的がそれだけでは、とても寂しいと思います。


では今回の人生の目的はなんでしょう?

いま自分は何をしなければならないのでしょう?


人は25年間で成長し、25年間で衰弱していきます。

人生50年は生物学的に言って正しいそうです。


現在は栄養状態が改善され、医学が進んで病気で亡くなることが

少なくなったため、平均寿命が延びました。


その代わり、65歳以上の人の医療費はそれ以下の人のそれの

数倍です。

車の寿命が延びた替わりに、故障修理費が増えたと同じです。


乗っている車を新車に買い換えられない理由は、多分経済的な

問題でしょう。


私たちが長生きして転生が遅れることは、こころの貧しさが原因

かも知れません。


贅沢をして、便利で、快適な人生は、肉体の欲望に過ぎません。

そのために人生の本来の目的の達成が遠ざかっているのなら、

肉体に快適な人生は、真理から遠い人生と言わざるをえません。



小・中学生だったころ、夏休みの最後に宿題の仕上げに苦労した

記憶がありませんか?


人生も同じで、自分が決めてきた目的を果たしていないことは、

宿題を終わらせていないことと同じです。



毎日が肉体の欲望の満足のためだけに夢中になっていたら、

それはテレビゲームに夢中になっているのと同じです。


仕事や会社、事業やお金儲けなどを生きがいと信じていても、

肉体の欲望を満足させるためと安心のためでしょう。



ボランティアで人助けすることも、人に優しくすることも

必要ですが、自分の人生の目的の達成は更に必要です。



巧妙に人生の目的を摩り替える人も多くいますが、いずれ宿題

の提出時期が来れば、否応なしです。


突然、とんでもないと思われる事態が発生します。

自分はなにも悪いことはしていないし、神仏の信仰もまじめに

しているのに、誰よりもまじめに仕事をしているのに。


それは家族の死であったり、会社の倒産であったり、健康上の

問題(ガンや心臓疾患など)であったりします。


どうにもならない事態に追い込まれますが、これはあなた自身

がセットした「目覚まし時計」なのです。


亡くなった家族も、この計画に同意して協力してくれたのです。

私は26歳のときに両親を飛行機事故で亡くしました。

このことがなければ、いまの私はなかったでしょう。


自分が今回の人生での目的を決めてきたから、すべてが

起こっているのです。

私の両親が亡くなる運命ではなく、自分の目的を達成すると

自分が決めてきたことが原因です。


私が目の前の欲望の満足だけに全力で働いていて、自分の

目的の達成に気づかなかったから、こんなことが起きました。


両親はこの計画に協力してくれました。

それは私を愛していてくれたからでしょう。感謝しています。


もしあなたがこんな思いをしたくないと思ったら、どうぞ自分

が生まれる前に決めた目的の達成を開始してください。


それを知ることは不可能ではないと思います。

あなたが決めたことを、あなた自身に尋ねればいいのですから。


「このままの人生でいいのですか?」と。


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