LORANの日記
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(昨日のつづき)
「立派な青虫さん」とはどんな青虫でしょうか?
それはもちろん、体格もよくて威厳があり、力も強く、堂々としています。
誰からも尊敬されていて、優しくて、物知りです。
青虫の世界では超有名人で、多くの著書もあります。
ですから、多くの青虫の憧れであり、目標でもあります。
立派な青虫になるには、有名青虫大学を卒業したり、有名青虫企業へ勤務したりします。
立派な青虫会社のオーナーであり、多くの青虫がそこで働いています。
また多くの講演会やセミナーの講師として招かれ、全国からファンの青虫が集まります。
地位、名誉、富、知識、青虫徳を兼ね備えた立派な青虫です。
では青虫は青虫でいいのでしょうか?
青虫は成虫にならなくてもいいのでしょうか?
かって青虫の世界に、モンシロチョウになることを勧めた青虫がいました。
蛹(さなぎ)になることを勧めました。
脱皮を繰り返した後は、蛹になりなさいと説きました。
いつまでも美味しいキャベツを食べることに夢中にならないで、蛹になりなさいと。
お弟子さんの中には蛹になった青虫もいましたが、殆どの青虫は美味しいキャベツを食べる
ことに夢中で蛹になりませんでした。
蛹になったら美味しいキャベツを食べることはできません。
お腹は空くし、いまの平和や幸福で十分だと思っていました。
そして誰も成虫にならなくなってしまいました。
成虫にならなければ卵は産めません。
栄養のお陰で、大きな青虫になれるように長生きにはなりましたが。
そしていつか卵から孵る子どもたちが産まれなくなり、青虫はいなくなってしまいましたとさ。
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