LORANの日記
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ふしぎに思うことがあります。
その中でも最もふしぎなことは、人類の「滅亡願望」です。
すべての生物にとって、「種の保存」は正に悲願です。
回虫博士の異名をとる藤田紘一郎氏は、回虫は「種の保存」以外は一切やらないと書いておられます。
渡り鳥が数千km以上の命がけの苛酷な飛行をするのも、「種の保存」のためと言われます。
生物の本能以上に生物を支配する要素があるとは思えません。
それなら、人類が滅亡へ向かっている事実をどのように説明できるのでしょう?
1769年にフランスのニコラ・キュニョーが蒸気で動く車を発明し、現在のエンジンは1885年に
ドイツのベンツの工場で製作されました。まだ120年しか経っていません。
日本ではここ40年間で自動車が普及し、近くのコンビニやスーパーマーケットへも運転していきます。
田舎では回覧板を自動車で隣家へ届ける有様です。
この結果、ドア・ツー・ドアが進み、歩くことを忘れた人が急増しています。
都会よりも田舎の方がこの傾向が顕著になっています。
田舎では自動車の普及でバスや電車が廃業に追い込まれました。
その結果、さらに自動車依存が強化されています。
人の骨は筋肉によって補強されています。歩行や運動をしなければ筋肉は衰弱します。
筋力が低下すれば、骨は元の正常な位置を保てなくなります。
それで腰痛などが増えます。胃下垂などの内臓下垂が増加します。
消化能力が低下しますから、十分な栄養を摂取できなくなります。
ひ弱な人間が増加します。
冷房や暖房が普及した結果、温室育ちの植物のような人が増加しています。
戸外で生活することを忘れた結果、自然と共生できなくなっています。
本来「花粉症」などはありませんでした。これも人工環境の弊害でしょう。
アトピーやアレルギーの増加の原因も同じように感じます。
このような生活は人間の体力を弱体化させています。
しかし、人間の飽くなき欲望がブレーキを使わせません。
「便利・快適が幸せ」という風潮があります。
便利・快適に必要なツールを手に入れるためには、「お金」が必要です。
ですから「お金」は幸せを手に入れるための必須ツールということになります。
この際限のない欲望は、本来は行き過ぎれば補正されなければならないのに、ブレーキが
機能していません。その結果、環境破壊など重大な問題が発生しています。
アクセルだけでブレーキが無い自動車は危険この上もありません。
しかし人類の乗った自動車はブレーキ無しで、猛スピードで走っています。
これでは結果は滅亡以外にはありません。
人類は滅亡願望なのでしょう。
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