LORANの日記
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2005年02月28日(月) やまびこ学校

「やまびこ学校」と言っても聞いたことがない人が殆どでしょうね。

昭和26年(1951年)ごろ出版された本の名前です。
敗戦(1945年)から6年ですから、日本が飢餓の時代でした。
裁判官が闇米を食べずに、わが子へ少ない配給米を与えたために餓死した時代でした。

山形県の小さな村、山元中学校2年生全員の生活綴り方をまとめた本でした。
この中の生徒の作品が文部大臣賞に選ばれました。
これを指導した無着成恭氏は、いま大分県国東町・泉福寺の住職になっています。

この本を読むと今から50年前の日本の様子がよく感じられます。
貧しさの中で精一杯がんばって生きる中学2年生の子どもたちが生き生きと描かれています。

今の日本では貧しいことを忌み嫌う傾向が強いのですが、すべてが満ち足りていたら努力も進歩もないことがわからないのでしょうか?

子どもに望むものをすべて買い与えることが愛情だとしたら、その子どもは逆境にあったときどのような対応ができるのでしょうか?

先人が「子孫に美田を残さず」と言った意味を理解できないのでしょうね。

だから日本人は世界的にオンチなのです。
他人の痛みがわからない人が多すぎます。
ただお金があれば幸せと単純に信じているのですから。

「満ちれば欠ける」のは満月だけではありません。
いまの平成の満月が欠けだすのは当然のことです。

次の世代に私たちはなにを残していけるのでしょうか?




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