ある病院検査室でのヒトリゴト “REVENGE”...フィクサー

 

 

【ヒト以外での医療過誤】 〜medical malpractice〜 - 2009年03月09日(月)


昨日から今日にかけて、当直業務。
日曜休日勤務のため、午後からの出勤。
したがって午前中が空いてるため・・・
プレーりドッグのチャッピーさんをお見舞いに行った。
出来れば・・・連れ戻すために。

・・・っていうか、もうこの時点で90%は、
家に連れて帰るつもりで。

呼吸は・・・多少ラクになっている様子だが、
まだ苦しそうな感じがした。


担当獣医師に聞くと、

「・・・それほど変わって無い。」

とのことで・・・朝9時過ぎに行ったんだが、
もうその時すでに、点滴も利尿剤の投与も終わっていた。

獣医師の言葉だけを鵜呑みにすると、
どう考えても連れてもどるのは出来そうも無い・・・ってコトになる。
でも、今までの経緯や現状、治療方法などを自分なりに判断してみると・・・


まず、先週末に連れて行った時、すでに・・・

“何も診察もしていないにも拘らず点滴を用意してあった。”

・・・50mlのメモリを自分は覚えている。
(だから最低50mlの量が入った。)

チャッピーさんの体重は、現在620gそこそこ。
(ちなみに若い時は1200gを超えていた。)
その620gしかないカラダに50ml(=50g以上)の急激に物を入れる。
人間じゃないけど・・・耐えれるかどうかの判断は何処でしたんだろう?

“診察もしていないのに?”

・・・ちなみに、今までのチャッピーさんの担当医は、
この前からいなくなって(退職している。知らないうちに。)、
違う獣医師になっていた。
前任医師から申し送りはあるだろうが、初めての患畜なのに・・・

“何故診察もしないのに治療の準備が出来るのか?”

・・・ココがまず引っかかる部分の一つ目。

で、その準備しているのを目の前にしながら、
自分は現状を説明している。
(強制給餌が上手くいっている様子の件、水分も取っている件など)
で・・・その時点でチャッピーさんは、それなりに元気そうだった。

前任の獣医師なら、

「本人(本プレ?)が苦痛になるだけの可能性もありますし、
飲み薬だけで様子をみられては・・・?」

・・・とか言うと思うんですが、
(同じような状況で以前そう言われた。飲まない場合は、
「プレの苦痛が無い方法が一番かもしれませんし・・・」
とか言って、それすら止める。)
何のためらいも無く、新しい獣医師は点滴した。

“現状で上手くいってるかもしれないのに、
患畜に負荷がかかる方法を、わざわざ取っている可能性がある・・・”

・・・コレが二つ目。
何も聞かず準備したので、どうしても…点滴使いたかった、
なんてのが本音だったら・・・コワイ。

その後、自宅で急変し、電話してからもう一度行った時の対応は、
先に来ていた患畜5〜6頭飛ばしていきなり診療開始したんで・・・
まぁ、これは良しとして・・・
そのICUと称する酸素室に送っている酸素量が、
送っているメーターの状況見る限り・・・
(ちなみにこの内容だけは想像の範囲内なので、
自分の間違いの可能性も当然あり。)

“大きさ100×50×60cm(およその大きさ)に、酸素が毎分1リットル以下”

・・・に見えた。
毎秒だと17ミリリットル以下・・・???
たった、それだけか・・・?
ヘタしたら・・・オレの手のひらに収まるくらいの量だぞ・・・?!

この大きさの換気もしているはずのボックス内で、
(二酸化炭素が増えないように。)
それは無いんじゃないのか・・・?

(この内容は、後になって気付いたので・・・
じゃあ、多少、呼吸が楽になって見えたのは、自分の安心感からか?!
ってコトもあり得る。
だから、冒頭の獣医師の言葉、
「変わって無い。」ってセリフは・・・そういうコト、なのか?!)

・・・可能性のだけ、
ってのは否定できないがコレが三つ目。

そして何より・・・

“どうしてあげるのが患畜に一番良いのか、
自らの考えを言わなかった。”

確かに、患畜のオーナーの言うとおり・・・ってのもあるかも知れない。
でもね、獣医師なんだろ?
プロだよね?!
自らの見立てを言えなくてどうするんだ???!!!


あと・・・
このボックスに入っている、チャッピーさんの気持ちを考えてみた。
もし、自分だったら・・・

“今、多少良くなってるかもしれない。息もちょっとだけラクだし。
でもココを離れたら・・・呼吸はどうなるか分からない・・・
それでも・・・ココは家じゃない・・・こんな違う場所にいたくない!”

・・・隠れる場所も無く、明るいままで、
知らない人がいっぱい行き交う様な場所・・・
ココで・・・たった一人でなんかいたくない・・・

そう、思ったんです。
完全に・・・勝手ですが。


だから約10分程・・・悩んで・・・

「取り敢えず、このままで連れて帰ります。
御迷惑でしょうが、悪くなったらまたきますので宜しくお願いします。
利尿剤、朝の分、打って無ければ打ってやって下さい。」

・・・二行目はウソ、ですが。
“二度と来ない”、と決めたから。

で、前述にある様に、利尿剤はすでに打っていたので・・・連れて帰った。



肺水腫の線が、一番可能性が高いような話だったが・・・

“水分、取れていたのに50mlもの点滴量を入れたのが・・・
本当の原因じゃないのか?!
そして、それが判らない(話聞いてない)から・・・
また同じ点滴2日間してたんじゃないのか?”

・・・それで、急性肺水腫になったんじゃあ・・・?!
もう、そんなに急に身体の水分処理が出来ない年齢の動物なのに・・・
(2回目は多少減らしてたらしいが。言葉だけだから、ね。)

そういう気がしてなりません。

で・・・チャッピーさんは・・・
利尿剤が効いてる様で、尿をかなりの量・・・出しまして、
今・・・思った通り・・・

“行く前の状態に戻りつつあります。”

・・・介護用酸素室のレンタルまで、
あの獣医師は言っていたのに・・・

たった2日で・・・結構回復。

でも、確かに酸素は必要だろうと思って、
(勝手に思っただけですが)
近くのアウトドア用品店で酸素ボンベを買い込み、
ちょっと呼吸が荒くなったら・・・酸素を送ったりした。
(簡単ですが、ビニールで簡易酸素テントまで作って、
アト、自分は当直なので酸素使用は相方に任せた。
今はもう、必要ない様子。)

で・・・なんかね・・・

“自分がいる病院と、この状況がダブりました。”

そして・・・以前いた・・・前任獣医師の方が、
やっぱ、良かった、ってコトになるんだろう。



今度、新しい動物病院に行って・・・

“この前任獣医師がいたりしたら・・・
ちょっとうれしい・・・かもね・・・”





...




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