ある病院検査室でのヒトリゴト “REVENGE”...フィクサー

 

 

院内感染の・・・コト - 2002年06月13日(木)

昨日、書こうと思っていたコトは・・・
ちょっと先のばしにします。
楽しみにしてた人は・・・いてないとは思うケド・・・
(何の内容かなんて言ってないし。)


重傷部屋の、MRSAの感染してる患者さん2名・・・
今も、“そのまんま”。
1人は、脳腫瘍で・・・意識不明・脳死状態。
もう1人は・・・重症の腎不全と敗血症(たしかそう)で・・・
こっちも意識不明。
レスピレーター(人工呼吸器)つけたままで・・・
もう何日いるのやら・・・

いつもならMRSAの患者さんには・・・
(初回なら)
バクトロパンを鼻咽頭に塗布して・・・
それでまた、細菌培養して・・・MRSAが出てないかみたりする。
でも・・・こんな状態だと・・・
あんまりやっても、意味がないんじゃないかと・・・
(後で書きます。理由は。)

でも・・・
初めは、ドクターにこの状態で、
「バクトロパン塗ってやるんですか?」
と聞いたら・・・
「こんな状況なので、やりません。」
と言った。
でも・・・今日、いきなり・・・
それを撤回して・・・

何か不信に思って・・・確認に行く。
そしたら・・・
“また、あの”看護副部長・・・
ドクターの決定を、蔑ろにしてまで・・・
“一枚かんでた”のよね・・・

“もう・・・どうしようもないかも・・・?”

レスピレーター付いてると・・・
場合によっては、鼻咽頭には塗りにくい場合があるし、
完全に塗れない場合もある。
こんな、易感染性の状態で弱ってる患者さんだと・・・
鼻咽頭にぬったくるくらいじゃ、とうてい無理。
気管や肺まで・・・いってるんじゃないの?
MRSAとか・・・
(他の細菌も出てたと思うし・・・)
おまけに・・・レスピレーターの回路内には、
細菌通さないフィルター付いてるケド・・・
そのフィルター手前までは・・・くるわけだし・・・細菌はね。

湿度は適当。温度もバッチリ。
栄養となるものも・・・患者から補給される。
レスピレーターの回路、一週間で交換してるって言うケド・・・
一週間あれば、どんな細菌だって・・・増えると思う。

全部を、バクトロパン塗ってやれるものでもないのだし・・・
実際、普通にやっていても・・・
MRSAが無くなるのは・・・
50か100人やって1人いるのかいないのか・・・
そんなものだ。
ココの病院では・・・

塗る人の手技によっても違うだろう。
当然患者さんの状態でも左右されるだろうし・・・

おまけに重傷だし・・・
そこまでしなくてもいいんじゃないの?
感染がこれ以上広がらない様に・・・
対策考えた方がいいんじゃないの・・・?
バクトロパンぬったくるばっかが、対策じゃないだろうし。

もしそれでも、
「きちんと、対策はやってる!」
って言うんなら・・・

“MRSAの患者さんのすぐ隣に、まだそけい部に、
シースの入った状態のAMI(急性心筋梗塞)の患者さんを入れるのは・・・
おかしいんじゃないんです?!”

そけい部の動脈に・・・まだカテーテル入れた後の傷が残ってる人を・・・
そんなトコにいれるなんて・・・ね。
(ついでに身体は弱ってるは、おまけに老人だとか・・・)

初めから、受け入れる体制なんて・・・
無いのかもしれないんだろうケド・・・
ココの病院は・・・ね。


明日、院内で院内感染の講習がある・・・みたい。
外国から、わざわざ講師を呼んだ・・・みたい。
(外人だから、そう思っただけ。)

“何人が・・・まともに聞くのやら・・・”

明日の更新は・・・ないかも・・・?????
絶望しちゃって・・・ね・・・
そうならない・・・と思いたい・・・


【用語説明】
“バクトロパン”
抗生物質の軟膏。説明を見ると・・・
「MRSAにしか効かない」ようなニュアンスで書いてあるケド・・・
グラム陽性菌には・・・効くんだろうと・・・思う。(だけ)

“シース”
心筋梗塞なんかの、心カテーテル検査時に、ガイドワイヤーやら、
カテーテルを心臓まで持っていく時の、
動脈(主にそけい部・足の付け根)に突き刺す、
“ごっつい注射針”。(だと思ってください。)
ぱっと見、ボールペンくらいの太さがある。


...




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