ぴんよろ日記
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| 2013年09月18日(水) |
これはもう、いるってことで |
気付いたら、ずいぶん日記を書いていなかった。自分でもびっくりしたほど。
こないだ…だいぶ前だけど…おすわさんで御朱印船の練習を見ていたら、「あぁ、こういうふうにして、御朱印船は、そしてほかの船とかなんとかも、その時だけは『本当にいる』ってことでいいんじゃないかな…」と思った。くんちの奉納踊りであることは確かなんだけれども、その姿を借りて、何百年か前にこの街に実体として存在した船やら船乗りやら豪商やら、そういうものたちが踊りの間だけは「現れている」ということでもあるんじゃないかと。そして、そういうものが「現れる」ためには、実際にやってる人たちが「やってる」と思わないレベルにまで踊りを高める必要があるはずで、ずいぶん前に見た御朱印船は、時期が浅かったので、まだ意識的に「やってる」レベルだったのだけど、こないだ見た時には、だいぶ別のものに変容していたので、そんなふうに思わされたのだろう。いわゆる「存在するのとは別の仕方で存在する」ものが、ひととき、本当によみがえって姿を見せている…と思えば、踊りも船も鯨も、なんというありがたさだろうか。 (だからこそ、日常レベルの「感動」なんていう次元に落とし込まれることに、とっても違和感を覚えてしまうのだな…)
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