ぴんよろ日記
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2013年03月04日(月) ごっこ

 親しんできたお店が、このところ相次いで閉じたり休業したりしている。なかでも、人生最初で最後かもしれない個展というものをさせてもらった「カフェ豆ちゃん」と、子どものころからことあるごとに家族で行っていた「樹」はびっくりだった。どちらもいわゆる「つぶれた」わけではないし、その決断とこれからに、心から「幸あれ」と思うのだが、飲み食いというものは確実に体に刻まれるものなので、やはり寂しい。
 ということで、数日前、自分なりに分析し、これまで見つめてきた鉄板ワークを思い出しながら「樹ごっこ」をしてみた。樹っぽいハンバーグをこねて、いつもはフライパンで焼くのをホットプレートにして、樹のおじさんになったつもりでヘラを使ってぎゅーーーとつぶして伸ばして、すぐにフタをして焼いて、8等分に切って、それぞれの前に置いた四角い皿にひょいと乗せる。付け合わせはインゲンとなすとイモのバター焼き。問題はタレで、リンゴだれはそれほど難しくなかったが、ダンナと私が大好きな辛いタレをどうやって作っていいのか悩んだ。2〜3日、いつも頭に置いておいたら、なんとなくできるような気になってきて、思う材料を少しずつ混ぜたら、けっこう近いものができた。実際に食べてみると、ハンバーグもタレも、いろいろ改良点が見えた。精度を上げてさらなる「樹ごっこ」に臨みたい。今度はホタテのバター焼きも付けたい。
 …コピーバンドって、こんな気分なのかな。


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