ぴんよろ日記
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2012年10月06日(土) そうか、珍しいか。

 最近、朝から抹茶を飲む。ある日「青汁」的なものが飲みたくなって、パックのジュースみたいなのを買ったのだが、ぜんぜん「青」くなくて、なんか「青いもの」ないなかー、と思いついたのが、冷蔵庫に眠っていた、賞味期限切れの抹茶だった。「青」だ!真っ青だ!(お茶を習ったことはないので、果てしなく適当に)立てて飲むと、これがストライク。心も体も妙にさわやか。
 ベランダに出て、朝の彦山を眺めながら飲む。「ご来光」の時もあれば、今朝はまだ早いので、朝焼けだった。空が焼けている色って、どうしてこんなに心をつかむのだろう。前住んでいた部屋は南西向きだったから、ものすごい夕焼けを何度も見たけれど、いまの家は東向きなので夕焼けは見られない。そのかわり、朝焼けと「ご来光」なのだが、いかんせん、朝。そして朝焼けは、もろい。暮れる時も明ける時も、お日さまの早さはおなじはずだろうと思うのに。

 備忘。

 3日、くんち御神幸お供の清祓い。なんの心の準備もなくお諏訪さんに行ったら、突然!いつもは入れない本殿のそばまでの「お庭踏み」だった!違う意味でドキドキ!いつもうっとり眺めている木々が目の前に!暑い中、ツルツルすべる衣装のミサキンをずっと抱っこして延々と歩いて、体力的にはかなり疲れたが、本当にまったく思いがけない瞬間だった。ここに連れてきてくれた子どもらに感謝するほかない。
 夜は庭見せ。思っていたよりもはるかに多い人出。「庭見せにたくさんの人が歩いている」っていうことに、大きな希望を感じる。この「現象」には、あらゆる希望と可能性が秘められている。

 4日、ペコロスおかのさんと、わがトンビ軒で「ペコトン書店」。カメラのフォーカスさん主催の「いとう写真館」の「小さな市」で、「長崎でいちばんゆるい本屋」を開店した。それぞれの本を、しみじみ売る2人。岡野さんはすごーくていねいに、絵もいっぱい描いてサインしている。私はレシピ本とポストカードをプレゼント&「行者」「泥棒」「魚売り」「大道芸人」などの消しゴムスタンプを押し放題。バカバカしいかと思ったが、スタンプ押し放題を喜んでくれる人がけっこういた。たしかに普通の大人はあんまりしないから、楽しいのかも。そして、本についての話しかけや質問より、スタンプについて「これ、あなたが作ったの?」と聞かれるほうが断然多かった。たしかに、普通の大人は手のひら大の魚売りとか彫らないから、珍しいのかも。

 そしてついに、小さなフィルムカメラを購入。これから、ふだんの写真はフィルムだ。このところ、デジカメにずっと落ち着かなかった気持ちがおさまった。


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