ぴんよろ日記
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うっかりしていたわけじゃないんだが、日記を書けなかった日々。朱色にもえる鳳凰や虹色にかがやく龍を見たりしてしまい、パソコンやネットのデジタルな世界に向かうのがどうも…あぁ、いかん、また古代人化が進んどる…。
とにかく備忘録。
9月7〜8日、山口へ(6日夜、その日取材した仕事を必死で終わらせたのち、出発。下関のドライブイン「みちしお」泊)。ダンナがずっと行きたかった角島などをのんびりめぐる。沖縄の城(ぐすく)を小さくしたような神社や複雑に打ち寄せる波を見たり、海で遊んだり。千畳敷のレストランでおいしいものを食べ、景色を見渡し、すぐ近くにあるという「竜宮の潮吹」というところへ。聖地以外のなにものでもなく、虹色の龍が…あぁ、ただの備忘録が妄想録に…。夜は一之股温泉泊。翌日は「おはようラジオ」で初めての「中継」をしたあと、弥生人の骨が大量出土したという土井が浜の人類学ミュージアムへ。でも、いきなり長崎の脇岬の縄文人の頭蓋骨が展示されたりしていて、またもや意識は遠い世界へ。昼は下関で焼き肉。タコキムチを買って、北九州の平尾台を通ってのんびり帰る。平尾台のあたりは鉱山らしく、工場がたくさんあった。そして山陰によくある赤茶色の石州瓦の家が多い。ひょっとしたら石見銀山あたりの人たちが、その技術をもって移り住んだ名残りかも、と思ったりする。石見銀山もそうだったけど、鉱山のある土地の雰囲気って、私にはちょっとつらい。押さえ込まれている感じ。
9日、打ち合わせ。夜は、新しくできた「グレープナッツ」の姉妹店「ローズとマリー」へ。かなり「隠れ家」度の高い場所だが、前住んでたとこのすぐ近くなので、懐かしい気持ちで路地を歩く。「本店」にはないピザがおいしかった。広いし、景色もいいが、どちらかというと食事寄り。飲み助の我が家は、やはり「本店」だな。なによりあのお兄さんとお姉さんが好きなので(特にヒコは)。そんなヒコ、いると思ってたお姉さんがいなかったので「おねえさんはどうしてますか」と尋ねていた。すると「今日は家でカレー作って待ってるよ。旅行にでもいけば、って言ったんだけど。ここにもごはん食べに来たりするけどね〜」との答え。新しいお店には、基本、タッチしてないんだ…。おもしろすぎる〜。 10日、年に一度の狂言鑑賞。朝っぱらから福岡へ。妹と甥っ子も沖縄からやってきた。昼は妹が結婚式をしたレストランに行くのが恒例行事となっているが、さすがにちびっ子3人がいると、おいしさもうやむやに。エビ風味のトウモロコシのスープがおいしかったような記憶。狂言はあいかわらずの面白さ。そして、どんなことが起こっても、演者がいなくなると、たちどころになにもなくなる舞台のクールさ。あの「そしてまた、なんにもなくなった」のを味わいたくて観てるのかもしれないとさえ思えてくる。
11日、お昼に「四世代」で集まる予定が、ミサキンの様子がおかしく、どうやら手足口病。ばあちゃんだけ実家に送って、家に籠る。
12日、ミサキンを病院に連れて行く。手足口ビンゴ!だったが、軽いタイプだった。そしてかなり「流行遅れ」らしく、「遅かったね〜」と言われる。
13日、熱もないのでミサキンも保育園に送り出し、研究所のしおりや「長崎唐紙」づくり。
14日、まだ口の中が若干気持ち悪いのか、乳ばかり要求するミサキン。通常の5倍くらい吸われるために、脳味噌も乳になって出て行ってるのじゃないかという感じでフラフラ。フラフラしつつも、唐紙づくり。
15日、16日、あいかわらずの大量授乳でダシガラと化しつつ、頭の中は唐紙のプランでいっぱい。ついにエンボス加工のためのヒーターも購入し、作業は泥沼化。いまのところ一銭にもなりゃしないが、まったく自分を止められない。川原慶賀さんの描く人々を消しゴムに彫る。「『トヨスキー・シリーズ』の展開だ!」と意気揚々だが、ほんともう、いつ、どうやって、なんになるのか、ぜんぜんわからない。16日のお昼は、F嬢とランチ。いろいろ大変そうだが、その時々で思うように生きるしかない。まぁ、40にもなって「魚売り」や「泥棒」を消しゴムに彫ってる人間を前にすれば、気も楽になるだろう。できたばかりの研究所のしおりもプレゼント。いろんなパターンの唐紙で作った表紙を選んでもらったら、ピンクの紙で作った桃カステラのを「女子力が上がりそうな」という理由で手に取ってくれた。なるほど…。作った本人は「女子力」なんて考えもしなかった。「桃カステラって、エロいよなぁ〜、まったくどこの誰だよ、これ作ったの」とか思いながら彫っていた。まぁ、それこそが「女子力」の源ではあろうが。 夕方、彦山の横に虹が立つ。そのまた横に、龍みたいな雲が。友だちんとこに遊びに来たみたいな。
17日、さらにあいかわらずの大量授乳は続いており、たぶん、貧血なんだろう。長く立っていられない。ついにユンケルを飲む。ダンナが昼から休みだったので、野母崎へ海を見に行く。古代の信仰のことなどでいっぱいの頭と目に、野母崎の風土がぐいぐい迫ってくる。前来た時とは、見え方がまったく違うのにびっくり。世界はほんとに、自分次第。
18、19日。両日とも、倒れ込むように実家へ。いつも目の回りに星が飛んでる状態。40で乳飲み子を抱えるのは、やはり体力的には難儀だ…。
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