ぴんよろ日記
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原爆中心碑に献花されると聞きつけて、オノヨーコさんを見に行く。どんな空気をまとった人なのだろうかと。 近くのパーキングに車を駐めて爆心地公園に近づくと、降りようとした階段の下に、市長さんたちがおられた。ちょっと離れたところに降りて待っていたら、黒々と偉そうなハイヤーが到着した。 白い服を着たヨーコさんは、想像していた通り「思っていたよりも小さく」て、しかし、想像していたよりももっと深く乾いた静けさが漂っていた。中心碑を見上げて、献花して、手を合わせる…そのほんの短い時間の後先にも、絶え間なく話しかけられ、説明され、カメラを向けられていたので、自分の野次馬は棚に上げて「私の『ひとり加減』と代わってあげたいなぁ」と思った。 ジョンレノンが撃たれたあと、現場にはたくさんの人が集まった。それは、のちに起こった「9・11」のそれとよく似ていたような印象がある。ということは、ヨーコさんはいつも、彼女自身が小さな「グラウンドゼロ」をたずさえて生きているのかもしれない。撃たれたジョンレノンのそばにいたということは、原爆であれば、ほぼ「落下中心地」にいたということだ。だから、ヨーコさんが献花しているとき、ふたつの「中心地」が重なってる…と思った。 66年経っても「オノヨーコ」を呼び寄せるほどのことが、ここでは起こったのだ。
ところで、かつて中心碑に取って代わろうとした「母子像」の前でも説明はなされていたが、ヨーコさんはまさに「一瞥」で立ち去った。そうだろうな…。お口汚しですみません…。
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