ぴんよろ日記
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2011年07月20日(水) 7年ぐるりと

 今日からくんちの本格練習が始まるので、つい、コッコデショを見に行く。もちろんまだ、太鼓山の上げ下ろしと、歩くことくらいしかしない。7年前に担ぎ手だった人が棒先(ぼうばな)だったり、いなかった人がいたり、いた人がいなかったり、白髪が増えていたり痩せていたり。前回とてもお世話になった前の会長さんとYさんは、この7年の間に亡くなった。そして私は、この7年の間に2人の子どもを産んだ。そのことに改めて気付いて、しばし感慨の深みに漂った。
 くんちは毎年見ているけれど、7年前のコッコデショはとても濃く見たので、かけ声を聞いていると、今であって7年前でもあるような、ワープ空間にいるような気持ちになった。そばについていただけの私でさえこうなのだから、町のみなさんはもっとその「らせん時間」を強く体に感じるだろうと思う。祭は、本当に、それをする人たちのものだ。まわりの人間や、ましてや観客が思っているよりもはるかに濃密で異質な時空の中に、彼らは身を置いている。あれこれ意見を言うのは構わないし、取材したり観察したり記録したりするのもいいだろう。でも、実際にやる人間にしか絶対にわからないことがあることだけは忘れないようにしないと、お互いに不幸だ。
 なんかふと、女だったからコッコデショを取材できたのかも、と思う。「オレが担ぐとこ」をまったく想像できないから。


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