ぴんよろ日記
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2010年03月09日(火) 無ければ無いで思ひ出しても見ない…

 午前中、家についての打ち合わせ。「カフェ平井」で書類を見たり、話し込んだり。気付いたらお昼。帰ろうかな、とも思ったけれど、なんか落ち着かなくて、そうしたほうがいいような気がして、「紅灯記」でエビワンタン麺を食べて、ふたたび平井でコーヒーを飲む。そしていつもは「週刊文春」を読むのに、なんとなく「家庭画報」を開くと、大好きな(と言うにはちょっと畏れ多いが)青山二郎さんの言葉が大書きで紹介されていた。

 「眼の引っ越し」

 おおおー!いま、まさに、現実的な引っ越しをしようとしているこの時期に!と、ありがたく胆に命じなおす。そして、これをタイトルにした文章の中で彼が書いていた一文をあらためて噛みしめる。

 引っ越しの時、私は夥しい無用の物を発見して驚きました。単に無用の物、今後無用の物、すでに無用だつたもの、役に立ちさうで立つた事の無い、欲しければ何処にでもある、無ければ無いで思ひ出しても見ない、今捨てなければ切りの無い無用の物……私は毎日、家に火がつきさうになる程、燃やし続けたのを思ひ出します。(青山二郎「眼の引っ越し」)


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