ぴんよろ日記
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2009年11月21日(土) ノーカット

 今回の不調でよくわかったのは、日常生活の何気ない行動にも、それ相応の体力がいるのだな、ということだった。きつい時には、ごはんを食べてもトイレに行っても、たったそれだけで、ぐったり疲れて眠ってしまえる。お風呂なんて、ものすごい数値が必要。大丈夫な気がしたので昨日一週間ぶりに湯船につかったが、ちょっとハードルが高かったみたいだ。その後、ごはんまでのあいだ眠らざるをえなかったし、ごはんを食べたあともすぐに眠った。でも不思議だったのは、土曜日に調子を崩してから休み続け、シャワーに入ったのはなんと5日ぶりの水曜日だったのだが(人生最長に風呂に入らなかった)、だからといって元気な時のような新陳代謝はないっていうか、体の内部にエネルギーが必要だったようで、表面を不潔にする分までは回らない、って感じで、気持ち悪いことはあまりなかった(いちおう蒸しタオルで拭いたりしてたけど)。そもそも、自分が「立ってシャワーを浴びる」ことを想像するだけで疲れちゃって、もう一眠りできるのだ(うなぎの匂いでごはんが食べられるみたいな)。
 でもそれも、皮が一枚一枚むけるように、軽くなってきた。体のことには、時間がかかる。理屈がわかってても、時間がかかる。ノーカットで行くしか方法がない。もし無理にカットしたら、きっとまたどこかに「無理」が来る。今回の場合は「1週間寝てれば治る」が不調へのシンプルな「答え」だったが、それを得るにはイヤでも「1週間」が必要だし、一人の人間が1週間ゴロゴロするためには、その人がいつもやってることを、まわりの人がしなくちゃいけないってことだ。今回は家事のあれこれとヒコの送り迎えなどをダンナが、ごはんはなんと父が作ってくれた。材料の切り方、焼き方、味付け…なかなか「男の料理」であったが、そのぶん、我が家の男たちには大好評だったのが笑えた。私では考えられない量の肉が入ったカレーとか、超パンチの効いた塩加減の厚切り豚バラ焼きとか。みなさん、どうもありがとう。

 時々、イギリスの若いお兄ちゃん料理家・ジェイミー・オリバーの番組を見たが、ずーーーーっとハイテンションにしゃべりっぱなし、動きっぱなしで、ヒコを見ているようだった。料理も豪快で細かいことは気にせず面白い。バターとハーブなどを手でぐしゃぐしゃに混ぜて、ローストチキンの身と皮の間に塗り付けて焼くところなど。「こうすることで本当だったら油を掛けながら焼くとこなんだけどバターが勝手にやってくれるんだ。いい風味もつくし、ホント、ワオ!サイコー!」って感じで、延々。ビデオの編集もめまぐるしいので、これまた療養人間には15分見るのがやっとなのだが、彼の人気があるのがよくわかった。ヒコもあんなふうにおしゃべりや多動を活かせればいいかも。これまでは「走りっぱなしの宅急便のお兄さん」が一番合うような気がしていたが、こういう道もあるな…。


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