ぴんよろ日記
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早起きして、昨日から準備していたサンドイッチを食べながら、くんち中継を見る。一番町の傘鉾が出てくる時に目頭が熱くなってしまうのは、年を取ったということであろう…。前半ではけっこう雨が降っていて、傘鉾や船が滑らないかとハラハラしたが、どの町も無事終わった。しかしほんと、くんちって密度が高くてめまいがする。
めまいといえば、昨日、東松照明さんの展覧会に行ったのだが、これもまたあまりの濃さに、時々座り込みたくなった。会場中にむせかえるほどの「死臭」が満ち満ちている。写真展のタイトルは「色相と肌触り」だが「死相と肌触り」と言われても納得するだろうし、死を空だと思えば、色即是空である。「死臭」は、決して悪い意味ではなく、生があるからこそのもの。その証拠に、写っている「生者」「有機物」に強い死の影が漂っているのに対し、「死者」や「無機物」が今にも命あるものとして動き出しそうなのだ。生と死のあわいが、もう、ゆらゆらのぐらぐら。そして、それはそのまま、長崎という町の特性でもあるのだが、それがあまりにも濃厚に抽出されていて、本当にもう、立っていられなくなる。図録を、もちろん買おうと思っていたのだが、あの写真をずっしりと持って帰るのがつらいというか、今日はちょっと勘弁してください…という気持ちになって、買うことができなかった。時間をおいて、もういちど見に行くつもりだから、そのときは、きっと買うのだろうけど…。
余談。 1枚だけ、一瞬、「なんで私の写真が?」と驚いたものがあったのだが、もちろん私の写真ではない。でも、おなじものを、きっと同じ時期に同じような角度から撮ったのだと思う。そしてそれはもう、東松さんと私が撮った写真のようには存在しない。 畏れ多くも、東松さんと私が同じように撮ったもの…取り壊し直前の新興善小学校の小便小僧…。よりによって〜!
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