ぴんよろ日記
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今回の山陰の旅での、いちばんの買い物はバッグだった。鳥取の本屋さんにあった、ちょうど出たばかりの「クウネル系」山陰ガイドブックを見ていると、米子のバッグ屋さんが目に飛び込んできて、「ここへ行くに違いない。そして買うだろう」と確信した。 米子の町はずれにある「ミントチュチュレザー」は、お店の半分が作業台とごっついミシンが並ぶ工房、半分がお店。二人のお兄さんと4匹の猫がいて、革と帆布のバッグや小物が並んでいる。そのどれもがていねいに、様々なことに思いめぐらし、楽しんで作られていることがわかる。本に写っていたのはすべてが帆布のトートバッグで、実物も素敵ではあったが、私の日常には少し大きすぎた。そこで、あのタイプ、この形、そっちの色、と、行きつ戻りつ、肩にかけたり、出してもらったり、一回かけたのをもう一度かけたり、二度かけたり、三度かけたり、よーしこれにしよう!と決めかけたり、でもふと見ると決めかけたそのバッグの後ろに置いてあったのが、めぐりめぐってランニングホームラン!。革の持ち手の、オリーブグリーンの帆布トート。私にしては渋いが、とにかく、これに決まりなのだ。お兄さんに渡すと、持ち手にワックスを塗ってくれた。ヒコにはチョロQをいただいた。ヒコがなついてずーっと話しかけられていたお兄さんは、「生の九州弁を初めて聞きました〜」と笑っていた。 あの場所で、あの二人のお店が、ああいうものを作りつつ繁盛(フルオーダーは1年待ち!)できるなんて、不況だかなんだか知らないけど、世の中捨てたもんじゃない。あれから毎日使っているけど、いつもの生活のいろんな場面を想定して、選んで選んで買っただけに、過不足なし。どんどん好きになる。今度山陰に行く時には「こんなに使いましたよ〜」って見せたい。そしてダンナは毎日のように「何か買いたかった…次は絶対なんか買う…」とうわごとのようにつぶやいている。
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