ぴんよろ日記
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福岡へ。甲野先生と桜井章一氏という濃すぎる組み合わせのトークライブ。九大の「感性ナントカ…」という新しい大学院だかなんだかの先生がコーディネーターだったが、気の毒なくらい「格負け」していて、たぶん彼の人生の中でも最悪の2時間だったろうと思う。そして会場にいる誰もが、その、偉そうな「感性ナントカ…」学科が、どれだけつまんないところか案じただろう。最初と最後に司会と称して登場した深町某(「ドォーモ」にずっと出てた、ひょろっとした人)に至っては、「これでもいっぱしの人ってことで世の中渡って行けるんだ…」と気が遠くなるくらいの薄っぺらさだった。 それにしても、甲野先生は何度かお会いしたこともあるので、まだショックは小さかったが、桜井氏の存在感と来たらすさまじかった。別の次元に生きてるのに、奇跡的にこちらと同じ言葉を話すこともできる、という感じ。海でサメと戯れるというのも、さもありなん、であった。だからといって、目の前の人を叩きのめすとか斬り倒すとか、そういうのではない。これは甲野先生もだけど、高いレベルの「自然」を、その身体に行き渡らせることができる人ならば、たとえ「戦い」という形を取って向き合ったとしても、結果的にはむしろ「治療」になってしまうのだ。前々回の甲野先生の講習会で技を体験させてもらった瞬間、肩の深いところにあったコリが、薄緑色のらせん状の半物体になってクルクルっと出て行ったのがわかったのだけど(こんなこと書くとかなり怪しいものみたいだが)、桜井氏もよく人を「治す」とのこと。イエスさまとか、そういう人たちって、案外こういう人だったんじゃないだろうか…と思いながら見入る。「相手が欲しがっている牌を捨てる」というのも衝撃的。神話の世界にいるような気がした。
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