ぴんよろ日記
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長崎は伝統的に、いろいろなものが「あらわ」になりやすい町で、 人間や自然のダークな部分が、様々な形でポロリと出てしまうことがある。 古くはキリシタン殺しまくりとか、 貿易で儲けてたもんだから、信念なき小金持ち感覚とか、 原爆とか水害とか、やりたい&やられたい放題である。 異様に賑やかな墓参りや精霊流しがお祭り感覚であるのも、 スコップでちょっと掘れば死の匂いが漂う、この町らしいと思う。 そして、長崎で起こった「ヤなこと」は、 規模の差やタイムラグはあるにせよ、だいたい日本全体の問題になる。 今は誰も長崎が最先端だなんて思ってないだろうけど、 あんがい、もっと違う次元で、 長崎はこの国のサテライトショップみたいな町なのだ。
というわけで、市長が撃たれて死んだ。 正直言って、第一報を聞いた時は「え?撃たれるほど、立派だったっけ?」 と思ってしまったが、えらい人が狙われるにあたっての、 「ある面ですごく立派→反対の立場の人にとっては万死に値する」 というような感覚は、もう古くなったのだろうか。 あるいは、すごーく大きなプロジェクトに関わることとか。 いま現在わかっている動機からすれば、 「なんとまぁ、そんなことで殺そうと思いつくなんて…」というレベルだが、 それでこうなっちゃったのだから、 この国では、やはり確実になにかが壊れているのだろう。
しかし「被爆地長崎の平和市長が!」的なアナウンスのしかたって、 ちょっと違うと思う。たぶんぜんぜん関係ないし。 「二代続けて!」っていうのも、本質的には「たまたま」だ。 でも、「被爆地長崎の平和市長が二代続けて銃撃された」っていうと、 なんか、いかにもそれらしいけど、でも、それをそれらしく方向付けるほうが、 結果的には恐ろしいことだ。
…なんて、国を案じているようでもあるが、 実際問題としては、案の定朝早くからダンナが出て行き、 またもやぼっちゃんとふたりきり、仕事もできず、泣きそうだ。 おい!人殺し!かり出されるカメラマンの家庭のことも考えてくれ! せめて子どもが元気で保育園に行ける日にしてくれ! と、卑近な感じにおちいる、雨の昼下がり、つかの間のお昼寝タイムである。
朝は鶏そぼろごはん、味噌汁。
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