ぴんよろ日記
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2005年06月16日(木) 育っちゃったから

ドリームジャンボが当たっていた。さっそくハワイ旅行を予約。
…なんて書いてみたいもんだが、そういえばまだ調べてなかった。
最近は宝くじをぜんぜん買ってなかったのだが、
発売終了まぎわのある日、もぎくんのウンコが手に付くという事件が発生し、
「ウンコ=黄金」理論を擁する私としては、
ついバラを10枚買ってしまったのだ。
あいかわらず、どうしても連番を買う気になれない。

朝はベーコンチーズオムレツ乗せのトースト、バナナジュース、とうもろこし。
とうもろこしは昨日も食べた。
らっきょを買おうと思って市場を歩いていたら、
3本100円のブリブリしたものを勧められ、つい100円出してしまった。
少なめのお湯でゆで蒸し。甘い。おいしい。
昨日の夜と朝とで、もう1本半食べた。
残りは網で焼いて醤油を塗ってあぶったりしちゃおうかな。

昨日の夜は、羽根アリが部屋に入ってきていた。
小さいころに住んでいた家には、年に一度、
やたらと羽根アリが入ってくる日があったような記憶がある。
「今年も来た〜」って思っていた。
そういえばネズミもいたあの家…。当時すでに80年とかなんとか言ってた。
つまりは、たとえば今、取材先の建物に「築百年ですか!」と驚いたところで、
そういや自分が住んでたじゃん、ということなのだ。

子どものころの「自分のまわりの世界が肌レベルで当然な感じ」には、
いろんな意味で大きな力がある。
しかもそれは、無意識にやっちゃう、言っちゃう部分に、
かなりの影響を与えてしまう。いいことばっかりでも、ぜんぜんない。
ぜんぜんないし、消すのも難しいけど、ちゃんととらえなおして、
わかった上で考えたり動いたりすれば、
より世界の面白さや素晴らしさに気づける。

私が長崎について考えたり書いたりすることが多いのは、
長崎が好きだからというわけでは、根本的には、ない。
いちばん近いのは、長崎で育っちゃったから、だ。
子どものころの無防備の肌に飛び込み、しみついた長崎と、
ああだこうだ歩いたり考えたりするようになってからの長崎を、
行ったり来たりしながら書けるからだ。
だから私は長崎マニアなんかじゃない。
歴史の裏話とか、路地裏の豆知識とか、
普通の「34歳、主婦」よりは知ってるかもしれないけど、
それは魚屋をやるに当たって、イサキとアジの見分けがつくというようなもの。
特にそういう小ネタを頭の中に増やすことが好きでもないし、
別に長崎じゃなくてもいいのだ。
でも長崎で育ったし、いろんなことを考えるきっかけになるものが、
幸か不幸か、この町にはゴロゴロしている。
日本語で育ったから日本語で書いているように、長崎のことを考えているだけだ。

…って、書きながら、どうしてこんなことを熱く語ってるんだろうと、謎。


◇◆◇


お昼はハルビンでレバースパゲティを食べようかと思ったが、
ひとりならカウンターと言われ、やめた。
いつもはカウンターで食べることにたいした抵抗はないんだけど、
今日は床に足をつけてゆっくり食べたかったし、
ちょっと見たらテーブル席がたくさん空いていたので、
なんか歓迎されてない気になってしまい、やめた。
もう時間もずれていたから、
あれだけのテーブルを埋める人々が来るとも思えないのになぁ。
目の前の一人客より、まだ見ぬグループ客が大事なんだ…といじける。
そしてまた1段階、ハルビンが好きじゃなくなるのだった。

けっきょく一度行ったことのあるソバ屋に入る。
天ざるにしようと思っていたが、ぎゅーぎゅー詰めのカウンターで、
長居もしたくなく、しかし出るわけにも行かなかったので、
つつましくざるそばにした。
おじさんは、ちょっとおしゃべりさん。
私ともなにかしゃべりたそうにしていたが、私は食べることに集中したかったし、
その時は誰ともなにもしゃべりたくなかったので、目を合わせないようにした。
よりによっておじさんの目の前の席だったが。
そばはおいしかった。
薬味として付いていた天かすが、つゆに入れてもなおカリッとしていて、
これに大根おろしもたっぷり入れて、おろしそばみたいにして食べた。
初めはわさびとつゆだけで食べていて、それだけで一枚食べたい勢いだった。
しかも「即席おろしそば」がおいしかったので、
大ざるにすればよかったと大後悔。
そば湯も別立てで、濃くていい感じだった。
でも、そば湯を飲んでいる間も、「しゃべりたい視線」を何度か感じた。
今度はなるべく隅っこの席に座って、大ざるにしよう。

そば屋はホント、難しい。
ちゃんとおいしくて、おしゃべりじゃなくて、押しつけがましくもなくて、
うんちくもたれることなく、打ってるオッサンの脱サラ人生なんて感じさせず、
ゆっくり食べさせてくれるそば屋に私はなり…たいわけじゃなくて、
食べに行きたいのだった。


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