ぴんよろ日記
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昨日はとても驚いた。 いつも行く本屋で、偶然に人と会ったから。 その人とは2年か3年に一度会って話したりするが、 この町には住んでいない人だ。 前回は2ヶ月くらい前に会って話したし、 その後にあると聞いていた、その人を含んだ集まりもなかったので、 これでまた2年くらいは会わないだろうと思っていたら、 本屋の、これまた地味なコーナーで会った。 あまりにもびっくりしたので、気づいた瞬間「はうぁ〜!」と息を飲んだら、 その声に気づいて、やはり同じようなリアクションで驚いていた。 「本物ですか?」と言われた。本物です。 それから4時間しゃべって別れた。 その人も私も、人とまめに連絡を取る性格ではまったくないし、 そもそもべったりした友だちや知り合いもほとんどいないので、 2年か3年に一度会って数時間話をするというのは、 お互い現実的なレベルではものすごく濃い関係だな、と、話しながら思った。 私にとっては、年賀状のやりとりをするのも、かなりの高密度な付き合いだ。
人嫌いってわけじゃないんだよね、と、 ずいぶん前にその人と話したことを思い出すが、 その塩梅を広く理解してもらうのは、なかなか難しい。 会うのがめんどくさいというのとも違うし。
ひんぱんに会う人とは会うし、 それぞれの人と、それぞれのペースで会ってるから、 それ以上のペースで会う必要を感じなくて、 ただそれを実践しているというのがいちばん近い。 そのペースが、マメに合わないと不安だったり寂しかったりする人から見れば、 非常にスローだろうとは思うけど。
会いたくない、じゃなくて、会わなくてもいい、なのだ。 もちろん、いい意味で。
だからだろうと思うけど、明らかに何らかの人脈を広げるために、 人に紹介されたりするのは大の苦手。 もちろん仕事をする上で、とか、なぜか会っちゃったとかいうのはいいし、 そうやって知り合った人は、とても大切な人たちになる。 「仕事の上で会う」ということが、 時々「本当の人付き合いじゃない」とされたりするが、 それは例えば会社勤めの人が、 おなじ境遇を嘆き合うためだけに肩を組んで飲んだくれる、 たまたま机を並べているような人のことであって、 私にとっては、仕事と自分は分かちがたいものだし、ベースは自分ひとりなので、 仕事の上で会い、仕事のことでしか付き合わなくても、 それはとても大切な、縁のある人たちだ。
だからこそ、紹介するために紹介された関係というのは居心地が悪い。 そしてたいていは、顔を合わせるたびに、 「面白いことやりましょうよ」「こんど飲みましょう」 などとあいさつされることが永遠に続くだけに終わる。
会ってしまう人とは会ってしまうので、わざと会ったところでロクなことはない。
◇◆◇
と書いたそばから今日、初めて会う人と会って、 すぐにでもギュギュッと仕事をすることになった。 いっしょにやれるかどうかは、ちょっと話をすればすぐわかる。 やれそうな人だったのでよかった。
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