ぴんよろ日記
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2004年06月28日(月) テレビ石

福岡で見た「平賀源内展」のグッズ売り場で、
テレビ石というものを買った。
たとえば印刷物の上にその石(短い円柱。どの面もつるりとしている)を乗せると、
上の平らな面に、下にあるはずの印刷物が写って見えるというもの。
それが不思議で、何度もいろんなものを見てしまう。

テレビ石っていうのは、あだ名みたいなもので、
正式な名前は「ウレキサイト」と言うらしい。
天然物もあるが、私が買ったのは合成もの。
「透明な繊維状結晶が完全に平行に整列した集合体で、外観上は白く見える。
 紙の上に乗せてみると、結晶がグラスファイバーの役割をして、
 下の文字が結晶表面に浮き出したように見えるので、テレビ石と呼ばれている」
んだそうです。

どんな風に見えるかは…なかなか文章では伝わらないと思うのですが、
その、テレビ石を置かなければ、なんてことない、注視することもない部分が、
それを置くことにより、驚きとともに、じっと見つめる対象になるという感覚に、
とても教わること多しだったのです。

テレビ石は、とにかくその下にあるものを浮き上がらせて見せるだけで、
大きくしたり、小さくしたり、歪ませたりということがありません。
でも、それを通してみることで、
普段は気にも止めないその辺にあるものが、妙に眼に迫ってくる。
そのものが、そのもののまま、もう一度とらえなおすことを求めてくる。

他の人はどうか知らないけど、これは私にとって理想の文章像です。
ウレキサイトな文を書けるよう、これからも精進したいです。


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