ぴんよろ日記
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2004年03月14日(日) すべてがライブ盤

音浴博物館の出前コンサートに行った。
そして、どうして蓄音機のレコードを聴くと、
泣きたいような気持ちになるのかが分かった。
それはすべてがライブ盤だから。
演奏する人、歌った人の、一回きり、人生の中の紛れもない3分ほどが、
あの黒い円盤の中には閉じこめられていて、
針を落とすと、それがよみがえる。
今の音楽のようにたくさんの機械を使って音を作り込み、
同じ曲を演奏しているはずの人が、
レコーディングで一回も顔を合わせなかったり、
録音後も、音を切り貼りしたり…そういう頭の作用とはいっさい無縁のもの。
その日、その時の、その肉体と楽器が出した、
その音だけが目の前に現れる。

機械と頭脳でいじり回した音が、それにかなうはずがない。

音楽のいろいろが進歩するうちに、
音楽ではなく、音見本、演奏サンプルを、
音楽だと思わされるようになっているのだ。

もうすぐ、音浴博物館がリニューアルオープンする。
そしたら一日聴きはまりに行こう。



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