ぴんよろ日記
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2004年02月23日(月) ロジバル屋

昨日の夜は、さしあたっての仕事も終わってしまい、
確定申告の計算をするには肩がこり過ぎていたので、
以前からぼんやり思っていた「もし自分が店をやるなら」との空想のもと、
クロッキー帳にいろんなことを書き付けた。

それは、
長崎のおいしい素材や食べ物を素直に料理したものをちょいとつまみながら、
軽く一杯ひっかけるようなお店。
スペインなどで「バル」と呼ばれ(だったかな?)ているような、
気軽な立ち飲み気分の、でも、つまみがおいしいお店。
たぶん、あまり大きくない路地にあるので、
店の名前は「ロジバル屋」。
夏はもちろんオープン。
冬も、窓を少し曇らせつつ、雰囲気がちゃんと見えてる。
内装は、簡単に。妙に凝ったりしたくない。とにかく気取らない感じ。
分かりやすい「こだわり」は禁物。
「凝らなさ」を演出するのもナシ。その辺が難しい。

メニューも、簡単に。(調味料はいいものを、それと言わずに使う)
その時々でおいしい魚介たちは、お刺身やカルパッチョや、塩焼き、長崎天ぷら。
茂木の小ぶりなザッコエビの季節は、もちろんさっと湯がいてマヨネーズ。
季節の野菜をほんわか蒸して、チリソースやオリーブオイルで。
青菜はジャッと炒めて、江島醤油をかける。
いつもたいておくのは、豚の角煮。50円プラスすると、汁でたいた玉子付き。
その他、その時々の安くておいしい食材を、素直に食べる。
「ナントカのナントカ風ナントカソース」は、この店には無い。
甘いものも、少し。カステラとか、よりよりとか、ザボン漬けとか、
長崎の人があえて食べないような、長崎スイーツをあらためて。

この店には、ひとつだけ、注意書きがある。
「NO!UNCHIKU」
各種ウンチクお断りだ。
お酒に関することをはじめ、その他もろもろ。
得意げに、自分に酔いながら語るのはお断りだ。
お酒を飲むと、どうしてもそうなるし、自分もそうなることが多々あるが、
後になって思うと、それはとってもつまらないお酒になっている。
だから、掲げるだけは、掲げておく。
できるだけ、ウンチク路地に迷い込まないように。
ちなみに、お酒は、ビールやワインや焼酎など、一種類につき、1〜2銘柄。
これも、ウンチク防止のひとつ。
何の何年ものがどうしたこうしたとかを、ろれつの回らない口から聞きたくない。

そんなこんなで、私は主に料理を作るだけ。
これは、わりと喧嘩っ早い私が、
お客とケンカしたり、水を引っ掛けてしまうのを防ぐため。
お席へは、ダンナがうかがいます。

…なんて、妄想は広がる。
金勘定ができない2人なので、半年で潰れそう。

でもねー、唐人屋敷あたりに、そういう店ができないかなぁ。








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