ぴんよろ日記
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2003年12月08日(月) 毛かよ。

うちのダンナは、小さいころは金回りのいい家に育ったので、
(というか、金離れがいい漁師の家。今は違います)
そのころの話をすると、時々「こいつ、同級生だったらムカついてた」
ということがある。
親の仕事が忙しかったので、寂しい時間も多々過ごしていたようではあるが、
その分、おもちゃなどを買ってもらい放題だったらしく、
「ゲームウォッチは全種類持っていた」
「メンコは箱で買っていた」
「プラモデル屋で、あまりにお得意さんなので『大きくなったらバイトにおいで』と言われた」
など、過去の栄光には事欠かない。

昨日また、驚くべきアイテムの話を聞いた。
小学生の頃はやった「耳当て」。
巨大ヘッドホンみたいなあれです。
「あれ、毛糸のじゃなかったもん。毛だった」
「毛?」
「ほんとの毛。ふわふわであったかいやつ」
「えっ?私は赤とか黄色とかだったよ」
「そんなんじゃないね。毛。茶色の毛皮みたいなの」
小学生が毛皮の耳当てですって。
正直、ケッ、と思ったです。

でも、この冬も、そんな彼が小学生の時に買ってもらったという、
イギリス製の上等なダッフルコートを着るのであった。
お下がり。トホホ。

しかし、思うに、金持ちの子どもって、ロクなもんじゃない。
金持ちの家に生まれるというのは、決していいことではなくて、
将来心がけて克服するべきものだと思う。


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