ぴんよろ日記
DiaryINDEX|past|will
うちのダンナは、小さいころは金回りのいい家に育ったので、 (というか、金離れがいい漁師の家。今は違います) そのころの話をすると、時々「こいつ、同級生だったらムカついてた」 ということがある。 親の仕事が忙しかったので、寂しい時間も多々過ごしていたようではあるが、 その分、おもちゃなどを買ってもらい放題だったらしく、 「ゲームウォッチは全種類持っていた」 「メンコは箱で買っていた」 「プラモデル屋で、あまりにお得意さんなので『大きくなったらバイトにおいで』と言われた」 など、過去の栄光には事欠かない。
昨日また、驚くべきアイテムの話を聞いた。 小学生の頃はやった「耳当て」。 巨大ヘッドホンみたいなあれです。 「あれ、毛糸のじゃなかったもん。毛だった」 「毛?」 「ほんとの毛。ふわふわであったかいやつ」 「えっ?私は赤とか黄色とかだったよ」 「そんなんじゃないね。毛。茶色の毛皮みたいなの」 小学生が毛皮の耳当てですって。 正直、ケッ、と思ったです。
でも、この冬も、そんな彼が小学生の時に買ってもらったという、 イギリス製の上等なダッフルコートを着るのであった。 お下がり。トホホ。
しかし、思うに、金持ちの子どもって、ロクなもんじゃない。 金持ちの家に生まれるというのは、決していいことではなくて、 将来心がけて克服するべきものだと思う。
|