ぴんよろ日記
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2003年02月06日(木) 行方不明、リンチ、いじめ。

水槽の水替えをした。

掃除をしていたら、茂った水草の間から、
見かけなくなっていた魚の「遺体の一部」が発見された。
「名前は忘れたけど、最近買った黒くて細いナマズみたいな魚行方不明事件」は、
最悪の結末を迎えた。

他殺の可能性も否定できない。

こないだは「ヤマトヌマエビ集団リンチ事件」も目撃した。
新入りのヤマトヌマエビを、
古参のミッキーマウス(魚の品種の名前。別にディズニーファンではありません)が、
猛烈に突っついていて、弱ったところをプレコ(でかい。怪獣みたい)が頭からワシワシかぶりつくという、
もう、リンチと言うよりも傷害致死事件であった。
死んだし。

しかも5匹入れて5匹とも。
最初の4匹は死因が分からなくて「水が合わなかったのかなぁ」と悲しんでいたけど、
なんのことはない、
私たちがノンキに「水槽のお掃除屋さん。丈夫で飼いやすい!」と信じていたヤマトヌマエビは、
ただの「生き餌」にしか過ぎなかったというわけだ。
最後の一匹でようやくコトの真相を知ることとなった。

エビをワシワシするプレコ同士にも感情の行き違いがあるらしく、
大プレコはいつも小プレコをいじめている。
小プレコが時々逆ギレしていることもあるが。

しかし、目の前にあるというのに、水槽の中の世界には手出しができない。
たとえ一時的にいじめるものを、いじめられるものから箸でつっついて離しても、
四六時中は無理だから、どうしようもない。
病気もそうだ。死にかけているからといって、どうしてやりようもない。
生きるまま、いじめるまま、いじめられるまま、死ぬままを眺めているしかない。

今日、いつもは「夫婦の共同作業」として行う水替えを一人でやったのも、
ずーっと昔からいる一匹の様子がなんだかおかしかったからだ。
なんとなく、水がイヤそうだったので、替えてみた。
でも、できるのはこれだけ。
一度おかしくなってしまった魚が、元の元気を取り戻す確率が低いことは、経験上よく分かっている。

やれることをやって、あとは祈るしかない。
古今東西でよく言われるそんなことを、魚たちが実感として教えてくれる。
がんばれ、コリドラ。
神様じゃないけど見守ってるよ。




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