ぴんよろ日記
DiaryINDEXpastwill


2002年08月06日(火) 夢千代日記と痩せそうにないダンナ

昨日の夜は「かんしゃく魂」でディナーだった。
つまみのチャーシュー、えびぎょうざ、ラーメンのフルコースだ。
「かんしゃく魂」のBGMは、ふたむかしくらい前の歌謡曲やポップス。
たぶん有線のプログラムなんだろうけど、
昨日は思い出深い曲が流れてきた。
といっても、曲名も知らない。

その昔「夢千代日記」というドラマがあった。
たぶんどこかで書いたことあるとは思うけど、私が小学生のころのもので、
かなり「大人」のドラマにも関わらず、欠かさず見ていた。
好きで好きでたまらなかった。
山陰の小さな温泉町を舞台にした、人間模様。
主人公の夢千代は吉永小百合。広島の原爆を胎内で受けたという設定だ。
(そういえば今日は8月6日)
出てくる人それぞれが、深く暗い問題を抱えつつ、それでも生きていく。
私の、なんだろう…、人間観にかなり影響を与えたと思う。
あこがれにも似た気持ちで、山陰の鉛色の空や、海鳴りや、温泉街を見ていた。
(そしてそのころ、ダンナはまさにその、鉛色の空の下に住んでいたという不思議)
大学を卒業するとき、ひとりで山陰を旅した。
「夢千代日記」の舞台になった温泉はすっかり観光地になっていたけれど、
街の端々にはまだ、ドラマの雰囲気が残る場所があった。
たとえば小さなストリップ劇場。

ラーメンを食べながら耳に入ってきたのは、
ドラマの中で必ず出てくる、ヌード・スタジオのシーンで流れる曲だったのだ。
ストリッパーは一人しかいない。強烈なことに緑魔子だ。
さびしいような、たのしいような、どうしようもないような、そんなステージ。
あがた森魚がバイオリン弾いてたりして。

家に帰って、さっそくネット検索した。
なんと、テレビの全シリーズがビデオでもDVDでも出ている。
これは手に入れなくてはイカン。
しかし…。
ウチにはいま、ビデオしかないが、
年末までにダンナが8キロ痩せたら、プレステ2を買ってやるという約束というか、賭けをした。
DVDは、プレステ2でも見れる。
痩せるとはまったく思ってないが、もし。
さらにDVDはきれいだし。
あぁ。
こないだようやく「もののけ姫」のビデオを借りて見たけど、
いったい何度回されたビデオなのか、途中でセリフが聞き取れないほどノイズが入ってたなぁ。
レンタルの「もののけ姫」ほど「夢千代日記」を見るとは思えないけど、でも。
あぁ、あぁ。

とりあえず実家にある「夢千代日記」のビデオを持ってこよう。
(何年か前に再放送されたもの。悲しいかな全回分は揃ってない。)



トンビ |MAILHomePage