長い長い螺旋階段を何時までも何処までも上り続ける
一瞬の眩暈が光を拡散させて、現実を拡散させて、其れから?

私は、ただ綴るだけ。
音符の無い五線譜は、之から奏でられるかも知れない旋律か、薄れた記憶の律動か。








2007年11月19日(月)

 とても、気になっている 声 がある。


 コミュニケーションなんてものを齧った程度には学んで、自分なりに文字の文化と声の文化を受容して、そうして対面コミュニケーションを大事にしているつもりである昨今。非常に、気になる声に遭遇している。
 耳は良いつもりだ。否、何度も中耳炎やら内耳炎やらをやらかして一度は鼓膜を破ったことさえある耳だけれども、音楽を続けてきた御蔭で楽音に関しては多少なりとも覚えが有るし、一度聞いた声なら大体覚えているし、忘れないし、判別できる、と思っていたのだけれども。……なんだよー、如何して之が同一人物から発せられる声なの?と思ったが最後、自分の中では過去に類を見ない程にはまってしまって、こそこそとCDを集めては聞いている。歌モノだったり、語りだったり。そうして仕舞いには声の主本人へと興味の対象は移ってゆくのだろうか、まあ、其れは兎も角。

 矢張り、朗読とか朗読劇とかオーディオドラマとか、好きだなぁと再確認。インストとは異なる良さがあるなぁ。歌モノは歌モノで別として、嘗ての活字中毒も棚に上げて、音声物語は好きだ。最近は良質なものが世に出回るようになってきて、嬉しい限りだ。矢張りプロが読むと違うな、別物だ。

 気になる 声 の主はかなり人気のある方で、青々としたファンのお嬢さん達に混ざって一緒にきゃーきゃー言えるほど瑞々しくはない朽葉の私は、それでもこっそり 声 を追い続けている。暫くは此の 声 を追っていくんだろうなぁ。少なくとも、最初に感じた疑問の、納得のいく答が見つかるまでは。










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