長い長い螺旋階段を何時までも何処までも上り続ける
一瞬の眩暈が光を拡散させて、現実を拡散させて、其れから?

私は、ただ綴るだけ。
音符の無い五線譜は、之から奏でられるかも知れない旋律か、薄れた記憶の律動か。








2007年11月17日(土) 雑々と

 何が 週一 日記更新だ。

 気が付けば、霜月も半ば。



 ずっと忙しくて――なんて、書いてやるものか。突っ走ってきたのだ、其れこそ、止まる間も無いほどに。前回更新が七月? 今は十一月だから、凡そ四ヶ月のブランクがあるわけだけれども、其の間、本当に突っ走ってきたのだ。
 仕事に関しては、何一つ私は書き置く言葉を持たないけれども。

 何度かはライヴにも足を運び(ロックもあればクラシックらしきものもあればポップスっぽいものもあった)、横浜中心部を練り歩き、お気に入りの喫茶店や本屋や公園や洋館や庭園も見つけて、そういう意味では充実もしていた反面、それらは全て涙ぐましい努力の結晶でもあるのだとも思わないこともないし、何より私は部屋に引き篭もっていたらきっとがたがたにくずおれていただろうし、そうして私は不安定とも安定ともつかずに仕事に打ち込んでいたつもりで、実のところは浮遊か浮揚か、兎に角地に足を付けたいと願いながらもふわふわと漂っていただけなのだ。

 私の裸眼は歪んだ視界を広げて世界を拒絶し、眼鏡は輪郭を明瞭にしながらも其のフィルタで世界を拒絶し、また同時に双方ともに世界を受け容れている。

 ずっと一人で立ち回っていたところに、県外在住の知り合いがぽつりぽつりと出来初めて、其れを友人と呼べるのかどうかは未だ判らないけれども、輪は広がりつつある、否、回りつつある。舞台等々で知り合った方達。自分は、二十歳を過ぎて漸く人様に自分の年齢を恥じる事無く言えるようになった気がしていたけれども、実際は如何だ、幼い頃は実年齢より上に見られてばかりだったのに、今は良くて学生、悪ければ未成年に思われる始末。結果的に見ればお知り合いに慣れた方々は皆々私より年上(其れは其れ、私は年長者と付き合うほうが性に合っているので良いのだけれども)、職場でも名実共に最年少の私としては、まだまだ青二才だという自覚はあったけれども、其れ以上に自分自身に恥じ入っている気がしている。大体、年齢なんてどんなに頑張っても埋められるものじゃないんだけどさ。


 着飾っているのは装飾音符。
 羅列する白と黒。
 微細にして奔流な流れは留まらず、只管に進むのだ、振り返ることを知らず。

 ほら、世界は、こんなにも。










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