| 2010年11月17日(水) |
裁判長が控訴を勧める |
日経(H22.11.17)社会面で、横浜地裁で裁判員裁判では初の死刑判決を出したが、その際、裁判長が被告に対し「裁判所としては控訴を勧めたい」と異例の説諭をしたことが波紋を投げかけているという記事が載っていた。
そのような説諭した理由について、「裁判員らの中に死刑の結論に異論があったことに配慮した可能性がある」との見方があるようだ。
そうであれば、それは極めて問題である。
なぜ、被告人に説諭する場面で、裁判員に配慮する必要があるのだろうか。説諭する場面で配慮すべきは被告人に対してであろう。
裁判官から控訴を勧められた場合、被告人としては、「この裁判は正しかったのか」という疑念が残るだけではないだろうか。
裁判員裁判において、裁判官は、裁判員に手厚い配慮をしている。
それ自体は間違いではないにせよ、反面、被告人がないがしろにされているのではないかと懸念する。
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