| 2010年09月29日(水) |
検事たちが言っていることが違っている |
日経(H22.9.29)夕刊で、捜査資料改ざん事件で、検事正は「書き換えの報告を受けていない」と述べたと報じていた。
この事件では、検事たちが言っていることはみんな違っている。
前田検事の同僚は、「前田検事が故意に書き換えたことを認めており、特捜部長らにもそれを報告した」と言っているそうである。
しかし、特捜部長は、前田検事から「誤って書き換えた」と言われたと話しているらしい。
また、記事のように、検事正は報告を受けていないと言っているが、特捜部長は検事正に報告したと述べているそうである。
これは、誰かがウソを言っているというのではなく、記憶のあいまいさを表しているということだろう。
ところが、これまで検察庁は、一つのストーリーを作ってそれに合わせる供述を取ってきた。
取り調べられる方は、記憶があいまいだから、検察庁のつくるストーリーに合わせざるを得なくなってしまう。
今回、前田検事、同僚検事、特捜部長ら、検事正の言っていることがそれぞれ違っているが、検察庁があるストーリーをつくり、それに合わせる供述を取っていくとすれば、それは皮肉というしかない。
|