| 2010年02月09日(火) |
郵便不正事件で、元上司が検察の主張を否定する証言 |
日経(H22.2.9)社会面で、郵便料金制度を悪用したとして、虚偽有印公文書作成罪などに問われた元厚生労働局長の公判の記事が載っていた。
この日の公判では、被告人の元上司が「議員の依頼はなく、被告人に証明書作成の指示もしていない」「(検察側の構図は)虚構だったのではないか」と、被告人に有利な証言したようである。
ただ、この元上司は、検察の取り調べでは「議員の依頼があり、被告人に証明書の発行を指示した」と被告人に不利な供述しており、取り調べの供述が採用される可能性は高い。
そうだとしても、議員の依頼があって、上司から証明書の発行を指示されただけで、高級官僚である被告人が公文書の偽造を指示するのだろうか。
検察官の構図によっても、この事件の動機は希薄なように思う。
ましてや、元上司が公判廷で証言したように、議員の依頼も上司の指示もなかったとしたら、虚偽の公文書を作成する動機はないことになる。
この事件は、検察が一方的に事件の構図を描いて、それに強引に当てはめていったという懸念が拭えない。
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