2006年07月09日(日) |
雪組Young Bloods!!第二部(超ネタバレ&長文) |
今日は、第二部のショーの感想を書きます。 では参ります!
【Young Bloods!! Act2−肝心KANAMEショー!!−】 …すっごいタイトル(笑)。 開演アナウンスで客席大爆笑ですもんよ。
■第1景 M1「魔夏の吹雪」 ・第1場 M1「魔夏のタンゴ」 魔夏の男・女(かなめ以外全員)が静止しているところから始まります。中世ゴシックな感じの黒い衣装(REVEW OF DREAMSの中詰めの衣装です)に、薄紫の透けた襦袢を羽織っています。そして、エンキの琵琶の演奏。和と洋のコラボレーションと言ったところでしょうか…ちょっと衣装が洋風すぎて合ってないんだけどな。 でも、あの衣装好きなんですよね。娘役が全員ぱっつん前髪に肩に着くか着かないか位の黒髪ストレートのおかっぱ。姫カットの人も。娘役のぱっつん前髪って何であんなに可愛いんだろう。皆感情を持たない美しい人形のようでした。 そして、このエンキの琵琶の曲から、曲調が急にガラっと変わって、タンゴ調の主題歌に変わるところが物凄く好きです。皆、若くても雪組の低体温気質が備わっていて、無表情で踊る様は、ゾクっとする色気と美しさがあります。 特にここのそらちゃんが凄く好きなんですよね。無表情だけど、大きな目だけは凄く効いていて、それで、ダンスがダイナミックで。やっぱりそらちゃん好きだわ〜。 あと、紫いつみさんの前髪は雪組イチだと思います。超好物。
・第2場 M2「Young Bloods」 上から垂れ下がった、大きな着物の帯の様な布が床に落ちると、かなめが登場です。 ホントに、真ん中が違和感がなさ過ぎる。まだ新公学年なのに、どう観ても20代に見えない(笑)。おかしい位の落ち着きっぷりです。大物だよな〜。
・第3場 M3「Magic in your eyes」 魔夏の女/かぐやちゃんと、あやりちゃんがかわゆ〜く、歌います。 この歌、Tommy februaryの曲なんですよね。この曲選んじゃうあたりが、斎藤だなと…。でも可愛かったからこれは許す(笑)。 (ここで視聴出来るよ) 一緒に魔夏の男/せしる・ごまちゃん(愛輝ゆま)・冴輝ちはや君の3人も歌います。 この5人だけのシーン。こんな下級生だけで一場面作るなんて、若手だけの舞台ならではですよね。初々しくて、みんなキラキラしてるから観てて凄く嬉しくなりました。やっぱり本人達も、真ん中に立つ快感を感じてるのでしょうか。舞台人としての喜びをこうやって知るんだろうなと思いました。
■第2景 「魔夏の恋」 ・第4場 M4「Heart to Heart」 かなめ演ずる魔夏のマタドールSと、大凪君演ずる魔夏のマタドールAが、魔夏の恋人(神麗華)を取り合う場面です。 長身のかなめと、やはり大凪君の長身を生かしたダイナミックなダンスで、とても迫力があって良かったです。結局、大凪君に魔夏の恋人は取られてしまうかなめ。 そこに魔夏のトロ(沙月愛奈)が飛び出てきて、かなめを誘惑します。 そのトロは、闘牛を思わせるような、真っ赤なタコ足のドレスに、赤いターバン。 ここはね、沙月愛奈ちゃんが物凄いんですよ。滅茶苦茶ダンスが上手い。 ダイナミックで、激しく、勢いのあるキレのあるかっこいいダンスを繰り広げます。この子、こんな凄いダンサーだったなんて知らなかったですもの。だから、こう言う舞台っていいんですよね!すっごく興奮しました。
■第3景 「魔夏の憂鬱」 ・第5場 M5「PINK HOUSE」 …斎藤君の悪い病気が出てしまいました。 そう、やっちゃったんです。猫耳登場…! 金色のボサボサ鬘に猫耳つけた魔夏のキャット達がわらわらと…。 男役は、黒シャツに黒パンツ、ショッキングピンクの帯状のベルトです。 娘役がね…はあ(深いため息)、縞々のタンクトップにサロペットの重ね着風のダルマ。それで、尻尾がね…お尻にショッキングピンクのファーで出来たハートがついてて、そこからチェーンがついて、先っぽにファーがついてるものなんです。 なんだそのオタク趣味は…!
・第6場 M6「会えない長い日曜日」 このシーンのタイトル通りです。 魔夏のアイドルキャット(さゆちゃん)が、この歌を歌いながら登場。 この曲、ミキティの「会えない長い日曜日」と言う曲なんですよね。 (ここで視聴出来るよ) 宝塚でハロプロの曲が流れる日が来るとはな…。そんなさゆちゃんは、ピンクの鬘(美麗猫のゆりちゃんみたいな)に、競泳用水着のような黒とショッキングピンクの全然可愛くないダルマ姿です。周りの魔夏のキャット達はさゆちゃんにメロメロです。 さゆちゃんは、めっちゃくちゃ可愛いんですけど、このシーン、物凄いオタク臭です。 だってさ… さゆ「♪長い長い日曜日〜」 全員「ニャンニャンッ!」 さゆ「♪あなたをずっと待ってるだけ〜」 全員「ニャンニャンッ!」 …と、ニャンニャン!で、合いの手入れるんですよ。 体が、も、物凄い拒否反応を…。
・第6場A M6「SUNNY&CLOUDY」 魔夏のキャットSのかなめ猫登場。青系の猫耳鬘です。超不憫です。 そして、アイドルキャットと手なんて繋いでラブラブに。でも、このときの音楽が、ゲーム音楽みたいで、なんかもう、 ド ン 引 き。 ゲームとかアニメとかの世界を宝塚で再現すんなよーー!職権乱用ですよ。 大好きな雪ん子たちの舞台だけど、こんなに受け付けないなんて! つーか、可愛い雪組生にこんなことさすな!もう本当にイヤだ!
・第7場 M7「I Want You,I Love You」 そこに、魔夏のプリンスキャットせしる登場。蛍光グリーンの鬘…orz まるで、うる星やつらのラムちゃんのよう。 そして、せしる猫はさゆ猫を奪って、かなめはふられます。 フギャー!と言って、つっぷするかなめ猫。…それすら、引いてしまうほど、乗り切れなかったなあ(遠い目)。しかもこのシーン、かなり長かった。無理、ホント無理。
■第4場 「魔夏の謝肉祭−YとBのメロディー−」 ・第8場 M8「からたちの花」 かぐやちゃん、沙月愛奈ちゃん、あゆちゃんの3人が、からたちの花を歌いながら、白いノースリーブのドレスで登場(星ベルのオマージュのドレスかと)。 何故だか、物凄くホッとしたのは言うまでもない(笑)。
・第9場 M9「エリーゼのために」 男役たちが白燕尾で登場。物凄くホッとする。
・第10場 M10「待ちぼうけ」 まちぼうけを歌いながらさゆちゃん登場。「そこへウサギが飛んで出て」のところで手で、ウサギの耳をやるのが…死ぬほど可愛いじゃないかーもう!
・第11場 M11「ハンガリア舞曲」 男役と娘役の総踊り…だったかな(記憶が曖昧になってきたぞ) ・第12場 M12「さくらさくら」 何か物凄いでかい花魁が登場。透ける紫の襦袢を頭に被って、顔は見えませんが、かなめ以外の何者でもない。 そして、皆がその花魁を隠し、早代わりで白燕尾のかなめ登場。 …花魁、いらん(シャレか)(疲れてきた)。
・第13場 M13「トッカータとフーガ」 総踊りの後、メンバー紹介となりました。 かなめが、客席(上手側通路5列目あたりまで)に降り、舞台に他のキャスト全員が一列に並びます。 それがさ、聞いてくれよ(いきなり何だよ)。私ね、最初の1回以外、全部、上手通路側だったんですよ。しかも両方5列目以前。真横ですよ!かなめがっ! 頭小さいんですよ!汗ダラダラなんですよ!におい…嗅いでませんよっ!ホントですって!と言うわけでかなめがその位置で、1人ずつ紹介していきます。1人ずつ、舞台の前に出て、ポーズとったりします。ヘンだったのは、大凪君だな。ツーステップで、頭振って、波乗りサーファーみたいな手をしながら進んできたし(分かりますかね)。 そして、一番おかしかったのはそらちゃんです。かなめ、二つ折りになって笑ってたしな。
〜真波そら・意味不明アドリブ集〜 7/8 11時…大股で立って腰を落とし、手を水平に出して、横揺れ(分かりますか) 7/8 14時半…何故か、指揮をし始めお辞儀 7/9 11時…客席に向かってピストルバキュンやって、フッって息かけた …全部意味不明です。結構、いつもクールで無表情のイメージが強いそらちゃんでしたが、いきなりその行動ですから、かなり驚きました。しかも真顔だしな(真波の真の字は真顔の真!)(前も言ってたろ)
そして最後にかなめが「そしてー、凰稀ー?」と舞台に向かって言うと、全員が「かなめー!!」と。は〜、何かいいですよね。
・第14場 M14「さくらさくら」 そして、舞台にかなめが戻って、さくらさくらで総踊り。
・第15場 M15「G線上のアリア」 かなめと、さゆちゃん、あゆちゃんが優しく軽やかに舞います。そして、三人静止してポーズ。何か凄い本公演のショーみたいだ…!
で、この第4景ですが、3景の猫があまりに…あんまりだったので、凄く安心して観れてしまったのですが、でも、結構間延びしてました。しかも選曲が、有名すぎたり、童謡ばかり。わざと、親しみやすい曲を使ったのでしょうか。斎藤君は、邦楽とか詳しいけど、ショーを作るに当たって、もうちょっと色んな曲を勉強した方が…と思ってしまいました。
■第5景 「魔夏のBOSSA」 ・第16場A〜B M16A〜B「愛の夢」 このシーン、大好きなんですよ。魔夏の僧が、己の煩悩と戦うシーンなんですよ。 気だるく色っぽいボサノバ調の曲の中、真っ赤なターバン、シャツ、パンツ姿の僧が、シルバーのポンポンみたいな鬘のワインレッドのワンショルダードレス姿の美女の誘惑に、デレデレしたり、いかんいかん!と、理性を保とうとする、面白いシーンなんです。 最初、お経が聞こえてきたときはどうしようかと思ったけどな(笑)。 で、ここは、そらちゃんと大凪君が超面白かった。 そらちゃんは、迫ってくる美女に戸惑い気味だけど、ちょっと嬉しそうなのな。ムッツリスケベタイプ。大凪君は、あからさまにニヤニヤしちゃって、鼻の下伸ばして、目じり下がりっぱなしのカンペキエロオヤジ。「おっほっほ…」とか言って喜んでる声が聞こえそうな感じです。その2人の表情がもう絶品で、交互に観て観て…忙しかったです。 僧が、美女を押し倒すんですが、そのときの顔が、そらちゃんは真顔で「ごく…り」って感じなんです。大凪君は大喜びで、満面の笑みで「いっただっきまーす!」と言わんばかり。2人の対比がとことん面白くて、嵌ってしまったシーンでした。
■第6景 「魔夏の誘惑」 ・第17場 M17「ENDLESS DREAM」 ・第18場 M18「魔夏のタンゴ〜Young Bloods」 このタイトル…え、まさか??って感じですが、そのまさかでした。 まんま、あのBLUE MOON BLUEでした。 倒れてる戦士(かなめ)が立ち上がって「ENDLESS DREAM」歌いだすの!その格好しているせいか、マミさんに見えるから不思議。 違うところは、その後ろで、プロローグの衣装で、魔夏の男女がタンゴを踊ってるところくらいです。 だって、あの赤い花まで出てくるんですよ!衣装は、デュエットダンスの時の腹出しセパレートのでしたが。それが、かぐやちゃんなんですが、赤い照明の下登場したとき、檀ちゃんそっくりだったので、びっくりしました。綺麗だった! ダンスもキレがあってかっこよかったし、綺麗に鍛え上がった腹筋に惚れたね〜。 最後に、赤い花にくちづけされた、かなめは体の自由を奪われ、そして、一度幕。 私、BLUE MOON BLUEが、ビデオも擦り切れるほど見たくらい大好きなんですが、生で観たことがなかったから、素で嬉しかったです。しかし、自分の作品のシーンを使いまわすのはどうなんだろうな…。ネタ切れ?
■第7景 「魔夏の吹雪」 ・第19場 M19「東京ブギウギ・銀座カンカン娘」 この曲にあわせて、ロケットボーイ・ガールが登場。 男役は黒燕尾、娘役は燕尾風のダルマ(ひびき美都様を思い出そう)。
・第20場 M20「魔夏のたそがれ」 かなめ登場。どんなシーンか…記憶が途切れてるのですが(あーあ)、かなめがピンスポットの下、客席に背中を向けてる姿が、物凄く素敵でした。背中で語れるって、あなた年いくつよ!と言いたくなるほど、スターです。
・第21場 M21「Young Bloods」 男役は黒シャツ、黒パンツ、娘役は、黒キャミに黒サブリナパンツ、髪の毛も地毛を下ろしたラフな衣装。全員色違いのスカーフを首に巻いてました。 2〜3人ずつ、踊りながら出てきてお辞儀。 全員終わったところで、かなめ以外全員プロローグの薄紫の透けた襦袢を羽織ってます。そして、全員で、タンゴ調の主題歌で、紙吹雪の舞う中踊ります。この主題歌凄く好きです。シリアスで、ちょっと物悲しくて。 そして、幕。
再び、幕が開くと、曲名が分からないのですが、陽気な歌を全員で歌います。 (この曲が分かる方ご一報頂けたらありがたいです!) そこでまた、キャスト全員による客席降りがありました。やー、たまたまだったけど、通路側ばっかりで良かったわ!7/8・14時半はあゆちゃんが真隣で、すっごいニコニコ目線合わせてくれて嬉しかった〜。可愛いです。いいにおいしました(コラ)。 7/9・11時は、梓晴輝君が真横に。芝居での萌え萌えジムです(何だかな)。 すっごい汗で、汗が降って来たのはここだけの話。これは喜んだ方がいいんですか?(聞くな) そして、全員が舞台に戻り、幕が閉まるスレスレまで手を振ってくれて、幕。 以上、第二部【肝心KANAMEショー!!】の全貌でした。 はー!作品的には…って感じでしたが、皆のパワーと輝きに本当に嵌った公演でした。 ムラ遠征してホント良かった!もう持ちきれないほどのお土産が出来た気分です。 私は89期以降がちょっと疎かったので、かなりの収穫となりましたよ。 このヤンブラのメンバーは、これからの本公演を観てても絶対気になると思う。 全員、身内のようにいとおしいですもん!自分の中で、特別な存在になりました。 これから、コムちゃんが退団して、組替えがあって、大好きな雪組が崩壊する〜と、嘆いていましたが、大丈夫、こうやって下級生は変わらないじゃないか。それに彼らにしっかり雪組気質が身についているじゃないか。 この公演を見て、そう思えるようになって、そう言う意味でも、本当に行って良かったと思いました。 もう隅から隅まで、雪組大好きだ!雪組最高!
と、まあ、よく書いたなあ! これで、ご覧になってない方にも良く分かっていただけるのではないかと思います。 気合入れて書くために、昨日今日と、禁酒しましたもん!酒飲んじゃうと、思考回路が鈍っちゃうんですもん。ハァ〜偉いよ自分(自己満足)!
さて、思い出はこの公演だけでなく、沢山のお友達に会えたこともですよ。 1日目のは、最初の11時公演を、某サイトの管理人の某Rさんと初対面し、ご一緒させていただきました。 ピチピチの女子大生ですよ〜(鼻息荒め)(危)。とても可愛らしい方でした。ネットでお話していた期間がとても長い方だったので、お会いできて、嬉しかったです! 次の公演は、関西のお友達のみいやんと。お茶も出来て嬉しかったです! そして、夕飯は、Big eyes doll2の管理人シバっち(タメ)と。 テキトーに選んだイタリア料理屋でしたが、めっちゃくちゃ美味かったね!私は最後のイカのやつが美味かった(私信)!ビールに最高だった(1人で飲んでてスマン)。 2日目は某Kさんと観劇。あの公演を観て思ってたことが殆ど同じで嬉しかったです。やっぱり「斎藤、ここに座れ!」ですよね(笑)。
と、この辺で、ムラ日記を終えたいと思います。 長くなってごめんなさいね!読んでくださったそこのアナタ!ありがとうございました〜!
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