2006年07月13日(木) |
魔夏の吹雪たちへのラヴレター。 |
雪ヤンブラレポを渾身の力を込めて書きすぎたら、思った以上にクタクタになってしまいその疲れを今迄引きずってしまって、日記を書こうにも書けず、ちょっぴりご無沙汰になってしまってました。 めっきり体力が落ちて、疲れが取れにくいお年頃の管理人です、こんにちは。 疲れるわけだよな、ヤンブラのお芝居のレポートなんて6時間かかってんだもんよ…! と、やっと回復してきたので今日こそは書きます。つーか、毎日分けて書けばよかった(笑)。 そろそろ、ヤンブラ総括書かないとね。何故なら来週からは日記もアルバトロス一色になってしまうので、今のうち書いておかないと…なのです。
雪ヤンブラは大収穫!と、レポートにも書きましたが、もうホントその通りでね。 普段、どんなキャラなのか、どんな声なのか、何が得意なのか…そう言うのを全く知らなかった下級生の個性をガッツリ把握できて、かなりの興奮状態です。 ホントに、ヤンブラに出演された生徒さんは、皆特別な存在になりました。本公演でも追ってしまいそうです。
では、そんな大好きなヤンブラメンバーをひとりひとり振り返って行きましょうかね! 名前の後ろに、一部のお芝居の役と、二部のショーの目だった役を書いておきます。
◆森咲かぐや(一部:母三浦恭子/二部:BMBの赤い花など) …元々好きでしたが、もっと好きになりました。 本当に綺麗でした。見た目だけじゃなくて、お芝居での優しく清潔感のある演技、ショーでのかっこいいダンス。全部ひっくるめて凄く魅力的な女性でした。 それとグンちゃんに似てるな〜と思ってたのですが、やっぱり似てる。
◆神麗華(一部:阿川幸子/二部:マタドールのシーンの女など) …一部の阿川幸子(阿川茂の妻)の嵌りっぷりがたまりませんでした。幸子なのに、幸薄そうでね〜(笑)。 幸子は何故かホステスなんですが、紫のスーツ着て、タバコ吸ってる姿の疲れてスレた感じが絶妙で。 ショーでは、マタドールに取り合いされる女が印象的でした。
◆凰稀かなめ(一部:ロバート三浦) …主役です。ホント主役だった。真ん中が違和感なく似合いすぎる。 新人らしい、頼りなさとかがないんです。落ち着いてて、立ってるだけでバーン!とした堂々たるスターオーラが出てる。 この学年でそれって凄いことです。唯一心配だった歌も、随分上手くなってて、一足飛びに成長したんだなと思います。 でもそれは逆に、寂しいことでもあって、今しかないはずの若さとか初々しさとか危うさとかひょろさとか無意識な色気とかちょっと甘えたな感じとか、そう言うのが随分無くなってましてね。 そう言うのってこの学年特有のドキドキ感があるじゃないですか。母性本能をくすぐられると言うか、リアル少年オーラにときめくと言うか。 それを感じられなくなってしまったんです。 この人は、早く大人になりすぎたんだと思います。 それは悪いことじゃないし、むしろ立派なことだけど。 でも私は、勝手だけど、かなめのその年特有の空気が大好きだったんだ。 私はこれからこの人をどうやって観て行くんだろう。このヤンブラは成長が嬉しい反面、戸惑いも多い公演となりました。
◆真波そら(一部:テリー織田/二部:全体的にいいポジション) …実は、この人が一番の大収穫だったんですよ。 元々、かなり好きな生徒さんの一人ではありましたが、それはあくまでも見た目とダンスのこと。 今迄、この人があまりセリフを喋ってるのを聞いたことなかったので、どんなキャラなのか掴めずにいたんですよね。 お芝居でのドSの嵌りっぷりとか、キモいキャラもいけるとことか、ショーでの何やらかすか想像つかない意味不明キャラとか、とにかくツボに入りまくりました。端整なお顔立ちで、中身があまりに面白いんですもん。 そして、切れが良くてダイナミックな、胸がすくようなダンス。一粒で何度も美味しい!ますます好きになりました。キャッチフレーズはキモかっこいいとでも言っておきましょうかね(やめなさい)。
◆夢華あやり(一部:由紀子/二部:「Magic in your eyes」など) …この子は本当に優等生タイプですよね。歌もお芝居もダンスも全部出来る。 しかも、ただソツなくこなすタイプではなく、声が特徴的だから歌と芝居が個性的でまた目立つんですよね。 娼婦由紀子の、ソロ好きだったな。よく通る清らかな声だから物悲しくて。 プロローグのおかっぱ鬘姿ですが、あれはどう見てもいつみ美土里…!(スミマセン)
◆大凪真生(一部:父アーネスト/二部:マタドールA) …すっかりオヤジですね!ロバートの父アーネストは、包容力もあって懐の深い男性像を無理なく演じてて、頼りがいのあるいい男役さんだなあと思いました。 ショーの煩悩と戦う僧でも、そのオヤジっぷりを遺憾なく発揮してました。明るいエロオヤジの称号を与えたいと思います(迷惑!)。 かなめマタドールと一人の女性を奪い合うダンスシーンは、174センチの長身を生かしたスケールの大きいダンスで、観てて気持ちが良かったです!ダンサーイイね!
◆紫いつみ(一部:兄ウィリーの少年時代・東京の女ほか/魔夏のキャットほか) …前々から気になってた人なんですが、やっぱり好きですね〜。 長身の娘役さんで、クールでミステリアスで、魔性の色気のある人だなあと。 特に東京の女(娼婦)の、あの時代背景の女性の雰囲気が一番出ててとても惹きつけられました。 冷めた視線で世の中を見てる感じと、Sっぽい雰囲気がたまりません。今後要チェックですな。
◆大湖せしる(一部:兄ウィリー/二部:全体的に二番手。魔夏のアイドルキャットほか) …この人は凄いよ!客席へのアピールがハンパないです。この学年で、顔芸、流し目、ウィンクなんでもござれですね。 それと、お芝居が上手いのね! 今迄、ただアイドルちっくな人なんだと思ってたのですが、アピールは凄いわ、芝居は出来るわで、かなり実力派なんですね。 今回のヤンブラ二番手も当然だなと思いました。やっぱり全体的な出来と言うか、完成度が、近い学年の人と比べても違うんだなと感心しました。
◆祐輝千寿(一部:阿川茂) …雪組配属になった頃から、キリッとした顔が好きでちょいちょい注目はしてたのですが、いいですね、ぐっちょん! ヘタレ阿川がたまりませんでした。「惚れちまったんだよォ!」とか、「ヒィィ!」とか、アンタは岡田あーみんの漫画か!と言わんばかりのあーみん臭(大好物)で、超面白かったです。 心が弱く臆病者を非常に分かりやすく演じてて、お芝居上手なんだなと思ったのと同時に、お芝居好きそうだなと思いました。
◆沙月愛奈(一部:ロバートの少年時代/二部:魔夏のトロほか) …かなり株が急上昇したひと。 特にショーですよ。こんなダンサーだったとは! 魔夏のトロのダンスが素晴らしすぎて、ショーの中で一番興奮しました。 2度目の観劇以降は、ここで沙月愛奈ちゃんが出てくるの分かってるから、もう出てくる前から超ドキドキして、出てきたら「沙月愛奈待ってましたーーー!」って一人大喜びでしたもん。 バウの舞台を所狭しとダイナミックで勢いがあるダンスを踊る彼女は物凄く光ってました。これから、いっぱいダンスのシーン出てくれるといいな。
◆大月さゆ(一部:小百合/二部:全体的にヒロイン。魔夏のアイドルキャットほか) …このヤンブラの娘役トップでした。 この子は、本当のヒロインタイプなんだなあと思います。 お芝居もショーもなんだけど、演出家が求めているものを的確に表現することが出来るんですよね。 お芝居の小百合は、正統派で芯がしっかりしていて、品があって、清潔感のある女性でした。まるで、昭和の女優さんのような雰囲気が漂っていたのが見事だなあと。現代っ子なのにあの時代の空気出せるのって凄いですよ。 又、娘時代と、奥様になってからとちゃんと演じ分けられてたのもすごいなあと。 ショーでも、シーンによって表情や声の使い方が違うんですよ。 歌も芝居もダンスも出来るし、顔もスタイルもいいし、舞台人としてのセンスは抜群だし、ホント完璧なんですよね。もっと売り出したほうがいいですよね。
◆愛輝ゆま(一部:部隊長/二部:「Magic in your eyes」など) …このヤンブラ観る前は、全く意識して観た事がなかったひとなのですが、かなり注目株になりました。 日本兵の軍服に日本刀を振りかざすと言うマニアック萌えから、注目するようになったのですが、観れば観るほど、壮君に激似なんですよ。頬骨と、その下の頬が急角度なところとか、鼻と口とか、すごく似てる。 壮君と違うところは、壮君は酔っ払いだけど、こっちはシラフってとこでしょうか。ギンギンに起きてそうです(何だかな)。 彼、芝居の役はキチクでしたが、本来はヘタレが似合いそうです。Mじゃなくてヘタレね。ショーは年相応の若々しい笑顔がとても可愛かったです。
◆梓 晴輝(一部:ジム) …一部はアメリカ人捕虜の少年、萌え萌えジムですね。金髪サラサラヘアーに、キメ台詞は「マム…」。こ、この〜〜! プログラムの写真はまだお化粧がヘタなんですが、実物は綺麗なお顔。 何かまだ頼りなげなあやうい感じ(かなりお小姓キャラ)で、「気をつけてー!」って感じです。
◆愛加あゆ(一部:愛美/二部:魔夏のキャットほか) …最下級生でありながら、超実力がある子だなあと。 特にお芝居が良かった。この若さで、娼婦に身を落とした後のぶっきらぼうな口調でありつつ、裏切られたのに慕い続けるいじらしさとか、秘めた女心を滲ませるのが上手いんです。 まだ十代ですよ。ホントありえない。 ショーは年相応の文句なしの瑞々しい可愛らしさ。 大人の女性にも、かわい子ちゃんにもどんな役にでも化けられる無限の可能性のある子だと思いました。これからが楽しみです。
◆冴輝ちはや(一部:監視の米兵/二部:「Magic in your eyes」など) …お芝居ではあまりセリフもなく、目立った役じゃなかったから掴みにくかったのですが、ショーで、「Magic in your eyes」を、下級生3人で歌うところはキラキラした笑顔が可愛かったな〜! 普通の公演じゃ、こんな少数口で、一曲丸々歌うなんてありえない学年ですもんね。 こう言う経験で、舞台が好きになってくれたりするのかな。そうだったら凄く嬉しい。
ああ、本当に楽しかった!この公演に出てきた皆がここまで好きになるのって、やっぱり下級生に至るまで、ちゃんと雪組生だからですよ。 ショーのプロローグと、ラストの紙吹雪の中、タンゴ調の主題歌で低体温で綺麗に揃って踊る姿と言ったら、まさに雪組なんですよ…! そして、かなりのダンスナンバーがあったけど、この公演、ダンサーを集めたのでしょうか。とにかく皆、踊る踊る。でもこう言う所からも、ダンサーであるこむまーの築いた雪組で、ちゃんと下級生が育ってるんだなあと思って嬉しくなりました(ファンならではの痛い発言ですか?スミマセン)。 この公演のお陰で、本公演がより楽しみになりました。 ああ、こうやって、ヅカファンを辞められなくなるんですね(嬉しい悲鳴)。 以上、秋葉原バウホール公演(違)『Young Bloods!!−魔夏の吹雪−』回想録を終わりにしようと思います。
次の日記で拍手&メールレスをいたします。溜め込んでてスミマセン(汗)。
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