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2005年06月21日(火)
必要だと思って買ったのに、実際は使わない周辺機器

「日経ベストPCデジタル・2005年7月号」の記事「ロードテストアラカルト〜第1回・スキャナー CanoScan LiDE 500F」より。筆者は海平のりおさん。

【全国のスキャナユーザーの8割は、その保管場所や設置場所に頭を悩ませている。間違いない!と某お笑い芸人のように断言してみましたが、これって、案外真実なのではないかと思います。そう毎日使うものではないけど、ふと使いたくなったときに機械を出すのが面倒くさく、「また今度、なんかをスキャンするときに一緒にやればいいや」なんてことで、作業を延期してしまう。そんな経験ありませんか?みなさん。】

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 「必要だと思って買ったのに実際は使わない電器製品」のナンバーワンは「ミキサー」だというような話をよく耳にするのですが(僕の実感としては、「加湿器」かもしれない)、「必要だと思って買ったのに実際には使わないパソコン周辺機器」の代表格は、この「スキャナー」ではないでしょうか。最近ではそれに続くのがフロッピーでディスクといったところかな。実際、僕も「あったら便利なはず!」と思って買ってはみたものの、埃をかぶっているんですよね、スキャナー。
 確かに、スキャナーはけっこう大きくて、机の上に常備しておくには、かなりのスペースが必要です。でも、そのわりには「絶対にスキャナーが必要」という状況は、仕事場ならともかく(レントゲン写真などをカンファレンスのために取り込んだりするので)、家ではまずありません。最初は「サイトのコンテンツ製作に役立つはず!」と思っていたのですが、スキャナーで取り込めるようなものには、著作権の問題があったり、個人情報が含まれていたりで、なかなか「実用」には難しいのです。そして、あの大きさというのは、よっぽど広い作業スペースを確保していないと、常備しておくにはちょっと不向きなのです。気になる雑誌の記事とか、スキャナーでスクラップしておけば便利だな、なんて買うときには思うんですけどねえ。
 このCanoScan LiDE 500Fというのは、「縦置きできる」のが売りらしくて、常に平べったく広範囲に机の上を占拠するいままでのスキャナーに比べると、はるかに省スペースのようなのです。僕もこの紹介記事を読んでいて、「これなら邪魔にならないかな」と心惹かれるものがありました。
 でも、ちょっと冷静になってみると、僕がスキャナーを使わなかった理由というのは「デカくて邪魔だから」ではなくて、「いちいち立ち上げて使うのが面倒」なのと「実際にスキャンするべきものがあんまりない」からで、別に、省スペースになったからといって、必要性が増すわけではないんですよね。たぶん、使わないものは使わない。
 とかわかったようなことを言いながら、この手の「新機軸」には、何度も騙されて、結局同じものを何回も買っているのが現実なんですけどね。