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2005年03月14日(月)
僕の中の「ねずみ男」

共同通信の記事より。

【妖界行きは霊番のりば−−。JR米子駅(鳥取県米子市)で、同駅と境港駅(同県境港市)を結ぶ境線の「0番のりば」が17日、「霊番のりば」に改称され、ホームの愛称は「ねずみ男駅」となる。
 境港市には、地元出身の漫画家水木しげるさんの妖怪像が並び、妖怪人気で乗客増加を狙う。
 境線は、水木作品に登場する妖怪を車体に描いた「鬼太郎列車」が走っており、ホームの改装で列車と一体化を図るのが狙い。
 妖怪をイメージして「0番」は「霊番」にし、ホームには高さ4メートルの木柱に「ねずみ男」を彫り込んだ駅名柱や案内板、全国妖怪地図を設置する。
 JR西日本米子支社は、境線の残り15駅にも妖怪にちなんだ愛称名や装飾を計画している。】

参考リンク:「水木しげる記念館」

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 境港市は、「ゲゲゲの鬼太郎」などで有名な漫画家・水木しげるさんの出身地で、「水木しげる記念館」というのも建てられており、「妖怪の町」として町おこしをされているそうです。水木さんの作品には熱心なファンも多いことですし、一定の集客効果は見込めると思うのですが、一般利用者にとっては、「霊番のりば」とか、ちょっと薄気味悪いのではないかなあ、と思わなくもないですが。
 それにしても、この記事を読んで僕が思ったのは、「ねずみ男」というのは、けっこう人気があるのだなあ、ということでした。まあ、人気があるのか、それとも有名なだけなのかはわかりませんが、みんなが大嫌いだったら、こうして駅名にはならないだろうし、「鬼太郎」で最も知られているのは鬼太郎と目玉オヤジだとしても、その次に名前が挙がるキャラクターは、やっぱり「ねずみ男」のような気がしますし。
 子供のころ観た「鬼太郎」のなかで、ねずみ男というのはとにかく嫌なキャラクターで、不潔で、自分のためなら仲間も平気で売るし、そのわりには困ったときにはすぐに友達(?)を頼るし、プライドが結構高くて大きな事ばかり言っているわりにはやることはセコイし、という印象だったのです。言っちゃ悪いですが、「こんな人間にはなりたくない!」と断言できるような、そんな存在。
 しかし、こうしてオトナになって考えてみると、僕の中にもいわゆる「ねずみ男的な面」というのが存在しているのは否定できないのです。やっぱり自分が大事だし、その場しのぎなところもあるし、大風呂敷を広げるわりにはたいしたことはできないし、ほんと、「プチねずみ男」。
 それでも、「本家ねずみ男」のどうしようもなさには、正直、「僕もコイツよりはマシ、だよな…」と自分を慰められるという面もあるくらいなのですけど。
 その一方で、なんだか、あの「どうしようもなさ」に、僕はちょっとだけ憧れてもいるんですよね。あそこまで「ダメな奴」に徹することができたら、それはそれで幸せなんじゃないかなあ、とか。

 なんのかんの言っても、「ねずみ男」って、けっこう魅力的なのかもしれません。実際にあんな人がいたとしたらお友達にはなりたくないけれど、画面の向こうにいる限りは、憎みきれないキャラクターなんですよね、きっと。