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2003年03月15日(土)
「日本人ばっかりで、つまらない」という先入観。


「もしかして愛だった」(阿川佐和子著・大和書房)より。

【そういえばハワイに旅立つ前、何人かの人に「ハワイなんて日本人が溢れていてつまらない」と教えられたのに、行ってみたらとんでもない。たしかに日本人観光客は多いけれど、花の香りがいっぱいで、何もかもがのんびりゆったりとしている。東京とは時間の流れる速度が違う。その豊かさに、いっぺんで魅了された。期待せずに行くほうが、感動は見つかりやすいものかもしれない。】

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 僕も、「ハワイなんて日本人ばっかりで、面白くない」のではないかと思っていました。
 実際には、まだ行ったこともないのですが。
 あまりにメジャーな観光地って、あんまり面白くないんじゃないか、って思いませんか?
 「そんな俗な場所なんて、行かなくていいや」なんて。
 僕は、そんなに旅慣れていないにもかかわらず、耳学問でそんな妙な先入観ばっかり持ってしまっていたような気がします。
 例えば、東京に行ったら、東京タワーとか上野動物園、ディズニーランドなんて、通が行くところじゃない!というような思い込み。
 でも、実際に行ってみたら、けっこう楽しかったりするのですよね、これが。
 やっぱり、人が集まるところには、それなりの理由があるのかな、などと。

 「ハワイなんて、日本人ばっかりで面白くない!」という話、旅慣れた人から聞く機会はけっこう多いのですが、阿川さんが書かれているように、外国は外国。いくら日本人観光客が多いとはいっても、現地の人より多いということは、まずないでしょう(たぶん、場所によっては、一部そういうところもあるんでしょうけれど)。
 やっぱり、実際に行って体験してみないとその土地や施設の魅力はわからないし、メジャーな観光地で日本人が多い、という理由だけで「面白くない」と決め付けてしまうのは、もったいないことなのかもしれませんね。
「言葉が通じる人が多い」っていうのは、旅を楽しむという点で、必ずしもマイナス要因ばかりではないと思いますし。
 
 僕があんまり外向的ではなく、人が行かないところでの冒険旅行よりも、とにかくのんびりしたいなあ、と思うことが多いからかもしれないけれど。
 「時間の流れ」なんて、実際に行ってみないとわからないことだしなあ。