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2002年07月26日(金)
2002年7月26日。


 今日のお昼のFMの番組より。
 島谷ひとみさんへのインタビューから。
【島谷「レストランなんかでパスタを注文したとき、店員さんに『粉チーズはどのくらいおかけしましょうか?』って、訊かれるじゃないですか。私、そういうときは『店員さんの気持ちで』っていうんです。そうすると、だいたい普通より多目にかけてもらえるんです」

〜〜〜〜〜〜〜

 なるほど、と感心してしまいました。この、「気持ちで」って表現は、粉チーズの量に対して使われることは少ないですけれど、たとえば友だちの家に遊びに行くとき「おみやげ、何がいい?」「いいんだよ、気持ちで」とか、「大臣、少ないですが、これは当方のほんの気持ちということで…」とかいう用法が多いと思われます。
 なんとなく、この「気持ちで」という表現には、へりくだっているようでいて「私の期待以上のことは、してくれますよね?」というニュアンスを感じてしまう場合があります。まあ、そういうのが通用するのは、「気持ちで」と言う側に、言われる側が気に入られたいと考えている場合、もしくは、言われる側が、他人の期待に対して、責任を感じてしまうタイプの人間であった場合限定なのかもしれませんが。
 そう考えると、かえって気をつかわせてしまうことにもなりかねないし、できればつかわないほうがいい表現なのかもしれませんね。
 実際に評価されるのは「気持ち」ではなくて、物の価値や物選びのセンスである場合も、往々にして多いわけですし。

 お前は島谷ひとみじゃないから、大丈夫だよ!という声がどこからか…