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2002年07月07日(日)
2002年7月7日。

毎日新聞の記事より抜粋。

【 東京・銀座の貴金属店、田中貴金属ジュエリーで、金ぱくの短冊をつるした七夕の竹飾りが来店者の目を楽しませている。

 7月7日の七夕にちなんだイベントで、来店客が透明なフィルムに金ぱくを張り付けた短冊(幅1・5センチ、長さ8センチ)に、ペンで「幸せになりますように」「息子が結婚できますように」などの願いを書き込んでつるす。短冊は6月27日からの10日間で約3000枚に達し、竹飾りは黄金色のまばゆい光に包まれている。】

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黄金の短冊!この不景気な中、なんと豪気な話ではありませんか。
これなら、どんな願い事でもかなってしまいそう。
ところで、なんとなく思うことなんですが、七夕の短冊でのお願い事って、初詣のときに比べて、「将来の夢」のイメージが強いと思いませんか?
たとえば、子供なら初詣には「テストでいい点をとれますように」「〜ちゃんと仲良くなれますように」七夕には「サッカー選手になれますように」という感じ。
もちろん、これはあくまでも「傾向」なのですが。
でも、ここで例にあげてある「お願い」ちょっと2つとも異質な感じがします。
「幸せになれますように」って、じゃあ、あなたにとっての幸せって何?
という話になるわけで。今のままでも、ひょっとしたら心のもちようで充分幸せなのかもしれませんし。逆に、どんなに物質的・精神的に恵まれていても、自分は不幸だと感じてしまう人はいるわけで。
たぶん、幸せっていうものに対する具体的なイメージが浮かんでこないんでしょうね。僕もそうなのかもしれないけれど。
でも、こういう人を幸せにするのは、とっても難しそう。
 そして「息子が結婚できますように」なんて言われても、息子は「まだ結婚したくない」と思っているだけなのかもしれず。
まだ未婚者である僕としては、そんなことより、自分のご心配をされてはいかがでしょうか?と言いたくなってしまいます。
まあ、そういうのこそ「親の心、子知らず」というものかな。

しかし、豪華な短冊だと願いがかなうとか、高い絵馬だと合格率が高くなるというんなら、世の中、富めるものだけがより富んでいく、ということになっちゃいますよね。それはそれで、リアルな話なのかもしれませんが。