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| 2002年06月26日(水) ■ |
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| 2002年6月26日。 |
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西日本スポーツの記事より。
(ドイツ代表のゴールキーパー「鉄壁」カーン選手についての記事より)
【94年と98年のW杯では代表入りしながら控えに回った。 愛称は「ゴリラ」。相手サポーターから鳴き声をまねされたり、バナナの皮を投げ込まれたこともある。今大会の欧州予選ではイングランドに5失点。汚辱にまみれた。どん底からはい上がったカーンは、ゲルマン魂を最も体現している男。チームメイトの信頼は厚い。「全力を尽くさなければ勝てないだろう」。韓国の怖さも十分に知っていた。 いかつい顔に闘志をみなぎらせ、ゴールを死守し続け、誰にもゴールは割らせなかった。】
〜〜〜〜〜〜〜 昨日のドイツvs韓国戦。僕がすごく印象に残ったシーンがあったのです。 後半30分、ドイツ待望の先制点の直後、この世界最高といわれるゴールキーパーの姿が、画面にうつりました。で、カーン選手は喜んでいるだろうと思いきや、彼は胸をはり、厳しい表情で、何事か大声で叫んでいたのです。 声は聴こえませんでしたが(まあ、仮に聴こえたとしても、ドイツ語ですから、わからなかったでしょうけど)そのときのたたずまいからすると「油断するな!」というようなことを叫んでいたのだと思います。 ほんとは嬉しいはずなのに、冷静かつ慎重なコワモテの守護神。 なんだか、カッコいいなあ、と。まさに頼れるオトコ。
「ゴリラ」の愛称(なんでしょうか?)も納得できてしまう、怖い顔。 やっぱりシュートする人は、優しい顔よりも彼のような迫力のあるキーパーのほうが、やりにくいでしょうし。 まさに、天賦の才といえるかもしれません。 ただ、応援マナーという点からすれば、鳴き声をまねしたり、バナナの皮を投げ込んだりというのは、ちょっとひどいかなあ、と。 ヨーロッパのサッカー文化でも、こういう個人攻撃みたいなのは輸入してもらいたくないものです。 あと、どうせ投げ込むんだったら、皮じゃなくて身も一緒のほうが、喜ぶと思いますよ。 って、相手チームの選手だから、喜ばせちゃダメなんですね。
なんだか、カーン選手を見ていると「紅の豚」の 「カッコいいとは、こういうことさ」というコピーを思い出します。
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